当院の医師達が目に関するお役立ち情報や新着情報を発信しています。
home > ブログ白内障について〜Part1
さて、今回からは眼科疾患の中でも最も聞き馴染みのある病気、「白内障」について、詳しく説明したいと思います。第一回目として、まず白内障がどのようにして起こるのか、ということについて説明します。白内障とは眼球の中にある「水晶体」という部分が濁る病気ですが、水晶体は本来はほぼ無色透明で
老視と眼性疲労
水曜日担当の草場です。日中も着こまないと寒いくらいの本格的な冬に突入してましりました。体調管理にはお気をつけください。今日は老視(老眼)と眼精疲労についてお話しします。老視とは目の調節力が低下した状態を言います。45歳頃で約半数の人が老視と言われていて、私は43歳ですが、他人ごと
木の根っこ
今年の宮の前眼科は、職員の出入りの多い年でした。残るべき人が残り、出て行くべき人が出て行ったというのが、今の私の実感です。子供が木のお絵かきをするときの典型的な形というのは、どなたも想像できると思いますが、実は地上の樹木以上に、根っこというのはとても個性的で、二つと同じ形は無いそ
結膜弛緩症について〜Part3
今日は前のブログに引き続き「結膜弛緩症」の治療法についてのお話です。治療法には大きく分けて2種類あります。まず一つは点眼による治療です。結膜弛緩症では弛緩した結膜がまばたきする度に目の表面と干渉してしまいますが、これにより表面の角膜や結膜に浅い傷ができてしまうことがあります。また
疾患別よくある質問5 糖尿病網膜症
Q 糖尿病網膜症で繰り返し硝子体出血が起こり、半年前から様子を見て血が引くのを待っていますが問題ないでしょうか。
人工知能
人工知能 自動車の自動運転装置の発達が凄まじいというニュースを見ました。テレビでも、ハンドルを手放しで道路を走る自動車のコマーシャルがあります。アメリカのシリコンバレーなどでは、人間が運転席にいなくても走る、完全自動運転の車が実際に街なかの道路を走っているそうです。これには人工知
ドライアイと生活習慣について
水曜担当の草場です。朝夕は冷え込みますが、日中は暖かい日が続いてますね。最近、注目を浴びているドライアイの治療としてライフスタイルを変えることが注目をあびてます。・長時間のVDT作業や運転を控える(休憩を取り、意識的な瞬目)・ 眼表面の保湿を図るために、加湿器を使用する、エアコン
糖尿病と目
糖尿病(2型)はかなりありふれた病気で、目とも関係が深いということは、とても有名なことと思っていましたが、意外とそうでもないような気がします。なぜなら最近立て続けに、糖尿病性網膜症のかなり進んだ患者さんが来られたからです。糖尿病の罹患率は、50歳以上の人の10%。予備軍を含むと2
結膜弛緩症について〜Part2
前回に引き続き、今回は「結膜弛緩症」の症状についてお話します。結膜の弛緩(たるみ)は目の上にも下にも起こり得ますが、ほとんどの場合は下側に起こります。そして余った結膜は下眼瞼に乗っかかってしまうので、そのあたりの「違和感」が出たり、まばたきをする度にたるみが気になって「異物感」を
疾患別よくある質問4 黄斑上膜・黄斑前膜
Q 会社の定期健康診断で眼底検査の結果、2年連続で「右眼黄斑前膜の疑い」(要精密検査)と指摘されました。