当院の医師達が目に関するお役立ち情報や新着情報を発信しています。
home > ブログ手術日決めの風景(2017/05/13)
最近はとても潑溂とした人生の先輩が多い気がします。私は日がな一日暗い診察室で過ごすことが日常ですが、白内障の手術日を患者さんと決める時に、特にそう思うのです。以前はいつでも先生におまかせしますという方が多かったのですが、この一年ぐらい特に感じるのですが、まず手帳を開いてご自分のス
視神経乳頭陥凹(緑内障疑い)
新年度が始まり約1か月、新生活も落ち着いてきたでしょうか。学校や職場でも、健康診断の季節になりました。血圧や血糖値を心配して、急にサラダを食べ始めるお父さんも多いのではないでしょうか。 眼科の健診で一番多く指摘されるものに、“視神経乳頭陥凹拡大”があります。眼底にある視神経の形
硝子体手術よくある質問16 同時手術と別々の手術の違い
Q 黄斑上膜と白内障があり、硝子体手術と白内障手術の同時手術を勧められました。
救急車来院 再び
連休の狭間の月曜日、救急車での来院がありました。何かこの頃多いような。今回はストレッチャーで眼科の入り口まで。殺菌灯の掃除を明かりをつけたまましていたのが、原因と思われますが、角膜上皮が剥離してかなり痛そうです。この仕事をし始めてあまり日が経っていないそうで、噂には聞いていたけれ
網膜剥離について〜Part3
さて今回は網膜剥離の症状についてお話したいと思います。前回のブログで説明しましたが、網膜剥離が起こるにはまず「網膜裂孔」の発生というものがあります。この網膜裂孔が発生する時、最もよく起こる症状に「飛蚊症」があります。「飛蚊症」とは小さい黒っぽい影が視界に見える症状のことで、あたか
ブルーライトと人工水晶体
サーカディアンリズムを司る第3の受容体は、ブルーライトへの感受性が高く、ブルーライトを昼間に浴びるのは、サーカディアンリズムを正常に保つために、良いというのが先週の結論でした。カメラとしての目は可視光線全域(420~564nmの波長)を見ていますが、時計としての目は青の波長(46
ブルーライトと体内時計
最近LED電球は、価格が安くなったこともあって、大分普及してきました。そのLED光源のほとんどが、ブルーライトを利用したブルーLEDです。以下慶應大学眼科教授の坪田先生のペーパーからのパクリですが、ブルーライトは目のみならず全身の健康に大きな関連があることがわかってきています。目
硝子体手術よくある質問14 液ガス置換の目的
Q 硝子体手術の時に目の中に気体を入れる目的は何ですか?また入れた場合にしてはいけないことはありますか?
網膜剥離について〜Part2
では本日は網膜剥離がどのようにして起こるのかについてお話します。一般的に網膜剥離というのは網膜に「裂孔(裂け目)」ができてしまい、そこから網膜が剥がれて起こる病気です。まず前回説明しました一つ目のパターンですが、網膜剥離は近視が強い人に起こりやすい傾向があります。そもそも近視は子