当院の医師達が目に関するお役立ち情報や新着情報を発信しています。
home > ブログ白内障手術〜合併症その2
さて本日は前回に引き続いて白内障手術の合併症についてです。今回は術後の合併症、感染症のお話になります。白内障を含めてありとあらゆる手術において必ずと言っていい程に付き物なのが、この「術後感染症」です。特に白内障手術で問題になる感染症は目の中の感染症で、「感染性眼内炎」という合併症
小学生の近視②~近視進行の原因
前回は小学校での眼科検診の結果、近年我が国では近視のお子さんが増え続けている、というお話をアップしました。これは日本に限ったことではなく、同じく近視が多いアジアの国々ではもちろん、もともと近視が少ない欧米諸国でも、また北極に暮らすエスキモーのデータでも、近視が増えていることが分
スマートフォンと視力について
水曜日担当の草場です。 今日はスマートフォンやゲームと視力についてお話ししたいと思います。スマートフォンが老若男女問わず普及してとどまるところをしらない勢いです。 また、携帯用のゲームが普及して、特に小さいお子様をお持ちの親御様は「子供の視力が悪くならないか?」と心配だと思います
はやり目とステロイドレスポンダー
はやり目という名前をきかれたことはあるでしょうか?結膜炎 その中でもウイルス感染で発症し、比較的治癒に時間がかかり、人にもうつす可能性のある、人騒がせな結膜炎のことです。ウイルス性というだけに、風邪症状が先行することも珍しくなく、耳の前のリンパ節が腫れたりすることもあります。幼い
疾患別よくある質問11 黄斑上膜 再発
Q 以前、受診した病院で、網膜に孔が開いているとのことでレーザー治療を受けております。
白内障手術〜合併症その1
本日は合併症のお話です。少し前になりますが、テレビドラマで「私、絶対失敗しないので」なんてセリフを耳にしました。失敗というところまではなかなかありませんが、100%の結果が得られる手術というのは残念ながらなく、人によって満足度も違いますし、通常あまり起こらないようなトラブルが手術
霰粒腫について
こんにちは。水曜日担当の草場です。今日は霰粒腫についてお話しします。霰粒腫は感染が原因となる麦粒腫とは違い、非感染性の炎症でまぶたが腫れる病気です。思春期から中年にかけて広くかかる病気で、症状は痛みはないですが、まぶたにしこりのようなものを感じます。霰粒腫の経過中に感染を起こして
白内障手術の相談ーただし愛犬のー
先日宮の前眼科の近くを、せかせか歩いていますと、愛犬を連れて散歩中の患者さんに呼びかけられました。そのお連れのワンちゃんが、獣医さんから白内障の診断が下され、全身麻酔下で、人工水晶体を挿入する手術を勧められたけど心配、というご相談。生憎私はペットを飼ったことは、生涯一度もなく初耳
疾患別よくある質問10 黄斑上膜 手術するタイミング
Q 黄斑上膜という病気の治療はネットで調べたところ視力が0.5ぐらいになったころに手術をするのが