デュシェンヌスマイルという言葉をご存知でしょうか?
フランスの精神科医のデュシェンヌが発見した 本物の笑顔 といわれる表情です。
スマイルの中でも、目の周りがくしゃくしゃになって、シワが寄り、口角が上がる 日本語の表現では、満面の笑みというのが近いかもしれません。
神経学者は、このように微笑むと、それが私たちの気分に好影響を与えると言っています。
そもそも微笑みは、憂鬱な気分を払い除けて、気持ちを高揚させるし、その効果は周りにいる人にも広がっていくそうです。
デュシェンヌスマイル度が高い人は、幸福度も高いという社会研究もあります。
正直特に嬉しくもない時や、物事が思い通りに進まない時でも微笑むというのは、至難の技かもしれません。
でも逆に、特にわけもなく不機嫌そうな顔をしている人もいることを思うと、同じことなら、やっぱり人とお会いするときには、笑顔がいいと思います。
眼科ですから、目と目の周りを観察する機会が多いわけですが、若くてシワひとつ無いハリのある目も素敵ですが、シワ特に目尻にできるカラスの足跡といわれる、シワのある年配の方の目はさらに素敵だと思う今日このごろです。