当院の医師達が目に関するお役立ち情報や新着情報を発信しています。
home > ブログ感染症の勉強会
このところ、眼科の小勉強会があちらこちらで開かれます。緑内障 網膜疾患が主体ですが、割とどこでもおなじみのテーマが繰り返し取り上げられることが多く、やや斬新さに欠ける感は否めません。そのなか先日は感染症の会で、何枚かの病変のスライドが提示され、病名 治療法 薬品は抗生剤がいいか、
オルソケラトロジーと子供
前回オルソについてお書きしたところ、ご質問をいただきました。オルソを子供が受けることが可能か?ということです。前回書きましたように、オルソは酸素透過性の良いハードコンタクトレンズを夜間に装着することにより、角膜を平坦化し一時的に正視化させる治療です。ですから、角膜が柔軟な未成年者
涙のはなし〜Part 1
さて、本日は涙について話をしたいと思います。そもそも涙というものには色々な役目があります。例えば眼球の表面にある角膜や結膜は粘膜の一種なのですが、粘膜というのは皮膚とは違って乾燥には弱いため、涙にはそれを保湿するという働きがあります。また、涙の成分はただの水分ではなく、油分や粘液
オルソケラトロジー
巷でオルソと呼ばれ、かなり認知度も上がってきています。オルソとは、夜間に特殊なハードコンタクトレンズを装用して眠り、そのコンタクトレンズの物理的な作用で角膜が平坦化することによって、昼間はコンタクトも眼鏡も使わず、裸眼で過ごせることを目指す治療です。最初に当院では、今のところ取り
薬の名前
眼科に限らず、お薬の名前はカタカナのややこしい覚えにくい名前が多いものです。私たち医師もふと度忘れしてしまうこともあります。以前は、製薬会社が医師の度忘れ防止策?として、薬品名入りのボールペンやメモを配っていましたが、昨今の規制強化の影響で、会社名まではいいけれど、商品名(薬品名
黄斑前膜 メール相談 No.4
鄭 先生こんばんは。K.S です。術後3週間を経過した今日になって先ほど急に近くが見えるようになってきたことに気づき、あまりに嬉しくなったので報告させてください。一昨日通院したときに視力検査で「矯正視力が1.2に上がっていますね」と言われ、私がピンとこないでいると「近いところは見
10月の野宗先生診察日の変更
少し早いですが、10月の野宗先生の外来日の変更のお知らせです。10月20日(金)10月27日(金)外来(午前・午後) 手術は13時~15時です。6日(金)➡27日(金)に変更になっています。 9月 奇数週金曜日(1・15・29)の変更はありません。 以上ご迷惑をおかけしますが宜し
ひと休み
2007年ある冬の朝 ワシントンDCの地下鉄の駅構内で、ジーンズにTシャツ 野球帽をかぶった男性が、バイオリンを弾き始めました。演奏する彼の前を多くの人は、忙しく通り過ぎて行き、立ち止まって聞く人は殆どいません。演奏中彼は一人で弾き続けるのです。残念なことに、彼は有名なバイオリニ
眼瞼下垂について〜Part2
前回に引き続き、本日は眼瞼下垂の治療についてのお話です。まず年齢によって皮膚がたるんで眼瞼下垂になっている場合ですが、手術によって余った皮膚を適度に切除することで治すことができます。手術は15分程度と短時間ですし、通常、傷は皮膚のしわに沿うようにデザインして切開しますので手術後に