当院の医師達が目に関するお役立ち情報や新着情報を発信しています。
home > ブログ生理的後部硝子体剥離
先日 5月の連休明けぐらいに私自身が経験したことです。左目に微かに視力の低下を感じ、本を読んでいると、少し左目だけ文字が歪んでいる気がしたのです。アムスラーチャートという歪みを調べる検査をしてみますと、確かに左だけ中心が少し歪みます。早速看護師さんにOCTを撮ってもらうと、まさに
戦場に一輪
私の診察室の机の上に、戦場に一輪 というタイトルの水彩画を飾っています。患者さんが描かれた小さい絵です。「小さいほうがじゃまにならずに飾れるでしょう?」と。額縁は、100均で売っているものに、ピンクのお花の色に合わせて、赤く着色して作ってくださったそうです。眼科の診察室はほの暗
カラーコンタクトレンズ
現在、我が国のコンタクトレンズ使用者は、2000万人を超えるともいわれています。ハードコンタクトレンズや従来型のソフトコンタクトレンズの使用者は減少し、2週間頻回交換型や、近年では1日使い捨てのコンタクトレンズの使用者が増え続けています。 ソフトコンタクトレンズの歴史は古く
まつげの毛じらみ
もうかれこれ1年ぐらい前ですが、2歳くらいの子供さんのまつげに、動くかさぶたがあるので取って欲しいということで、お子さんを連れてこられました。お母さんによりますと、すでに頭にしらみがみつかっていて皮膚科で治療を受けているので、多分これも、まつげのしらみだと思う、とのことでした。ま
8月の休診 外来診察日・手術日の変更について
8月14日(月)~8月19日(土)まで誠に勝手ながら夏季休暇を取らせて頂きます。 それに伴い外来日の変更があります。各先生方の御出勤日は以下のとおりです。鄭先生 8月3日(木) 24日(木) 31日(木)野宗先生 8月4日(金) 25日(金) 26日(土)(眼瞼 涙道手
網膜剥離 手術体験談
数年前に網膜剥離で入院し手術を受けました。そのときは10日間程入院が必要でした。今回、違う場所に網膜剥離が起こり、
網膜剥離について〜Part5
本日は網膜剥離の手術について解説しようと思います。網膜剥離の治療として広く行われている手術法には、大きく分けて2種類あります。一つは主に眼球の外側からアプローチして治す「網膜復位術」、もう一つは眼球の内側から治す「硝子体手術」です。本日はまず一つ目の「網膜復位術」について説明しま
網膜剥離
野宗先生が網膜剥離についての解説をわかりやすくしてくださっていますが、外来に剥離の患者さんが受診したときの流れを説明したいと思います。網膜剥離と網膜剥離裂孔というのは、事態の深刻さが違います。裂孔の場合はまだ本格的に剥がれていないため、レーザーで裂孔の周囲を焼き固めることで食い止
飛蚊症 手術体験談
鄭先生のところにお伺いするまでに、3つの病院で-うち2つは大学病院でしたが-診察を受けてきました。そのいずれの病院でも、硝子体の混濁は加齢による自然現象であること、どうしても手術したいならアメリカならやってくれるだろうが200万円ぐらいかかること、などといわれ、それでも見え難いこ