当院の医師達が目に関するお役立ち情報や新着情報を発信しています。
home > ブログ暗所支援眼鏡(MW10)
暗所支援眼鏡とは、聞きなれない名前だと思いますが、HOYA社が開発した、メディカルウエアラブル眼鏡です。 網膜色素変性症や進行した緑内障で、昼夜を問わず暗いところでの見え方に困っている患者さんのためのものです。 眼鏡といっても、頭にかぶる式の額帯鏡のようなもので、かなり大掛かりで
飲酒は害ではないのか
12月は酒量が上がる時期だと思いますが、喫煙者ほどは、白眼視されておらず何となく市民権を得ている感もありますが、本当に害悪が無いのかという検証は、とっくになされているのです。 酒量が上がる程、体内へのアルコール摂取量が増え、それに比例して体に対するダメージは増加していくことは、証
目薬の1滴量とは?
11月も今日で終わり。明日からは12月という今の時期。 眼科においても、年末に向け点眼薬の多めの処方を希望する方が、増えてきます。 改めて、点眼薬の1滴量 そして理想的に入った場合、1瓶が何日間でなくなるのか を調べてみました。 まず平均値として、点眼薬の1適量は約40㎕。実際的
日帰り白内障手術と入院手術 どちらが多い?
こういった統計は、あまり古いと意味がなく、新しいものはないかなと探してみました。 そうすると、2022年10月に発表された、厚労省 保険局発の 医療費の適正化計画の見直しについて というまとめの文章をみつけました。 大雑把に行ってしまうと、後発医薬品の普及率や白内障手術の日帰り化
楽しみな仮想乗車
祭日の朝は、静か。 一日の時間経過は同じはずなのに、早朝の時はなぜかとても神聖で貴重で、過ぎていく速さもゆっくりな気がします。 若い時期にこの時間の存在を知ると、早起きは癖になると思うのですが、体内時計は生来のものなのか、自分に適した時間は人それぞれのようで、上の子は宵っ張り 下
音沙汰なし?
知らない間に、11月も中旬を過ぎ、もしかしたらもう年末が近いのでは、と少々慌ててしまいます。 そういえば、姉から連絡がなかったな とふと昨晩寝る前に思い出します。 といっても、もちろん緊急連絡を待っているわけでは無く、10月の私の誕生日には、うんと珍しく家電でお祝いを伝えてもらっ
糖尿病診療の現状 2022年10月
厚労省からの研究費補助金を受けた、糖尿病対策の推進に対する検討会 なるものの発表レポートが、2022年10月に発表されていました。 期待通りの結果が記されていました。 まず糖尿病人口の推移です。 患者と予備軍の人口を合計した人数を糖尿病人口と呼びますが、糖尿病患者数は、高齢化の影
白内障との付き合い方
昨今何とかフレイル という言葉を聞くことが多いです。 もともとは、日本老年医学会が2014年に提唱したのが始まりで、frality(虚弱)の日本語訳です。 単にフレイルといえば、下肢の筋力低下によって歩行速度が低下 それに伴って活動能力や移動能力が低下すること を指すようですが、
ウオーキング熱
筋力増強のための歩数について、最近このブログで書いたことがあります。 眼科のすぐお隣に最近はやりのチョコザップが新規オープンしましたが、時間貧乏の私には、そこへ行く時間ももったいない気がしてしまいます。 そこで、私は今まで車で行くのが当たり前だったところも、グーグルマップを調べて
日本人の年齢調整死亡率(ASMR)が上昇
国家における死亡率というのは、全人口に対する死亡者数の率ですが、高齢化国では、当然亡くなる方は増加します。 そのため、高齢化の影響を統計学的に取り除いた年齢調整死亡(ASMR)による分析がされています。 そのASMRは、日本では年々低下していたが、2021年は、2011年の東日本