良い睡眠のとり方
熱中症警報が連日出されていて、寝不足気味の方も多いのではないかと思いますが、ちょうどタイムリーに 不老長寿メソッドという本の中に、睡眠の話があったので、一部をご紹介したいと思います。 ただ私の実感と一致しない部分もあり、年齢に比して重労働(?)なので、眠れないで困るということがあ
新型コロナワクチン接種についての日本小児学会の声明
新型コロナワクチン接種は、高齢者から始まって、どんどん対象年齢が下がってきていることを、肌身に感じます。 来院される方の年齢が下がってきているからです。 接種開始当初は、ワクチンの接種が他国と比べ遅いと責められ、進んできたらワクチンに対しての危険論 陰謀論が渦巻き、責任ある政府の
痔についての考察
眼科医の癖に外科の先生を差し置いて、痔のブログを書くなんて僭越ですが、たまたま今読んでいた著名な聖書学者の神父様の本に、ご自分の痔の手術のお話を面白おかしく書かれていたので、少しご紹介します。 お食事中の方は、後からお読みください。 もっともこの文章は、1990年に書かれたもので
モデルナ社のワクチン認可
ワクチン接種のスピードは、日本でも加速中ですが、今年の5月21日付けで米バイオ企業のモデルナが開発したワクチンが、ファイザー社についで2番目に承認されました。 公表された情報によりますと、ファイザー社との違いは、冷蔵保存可能期間が長く、希釈の必要がないため大規模接種会場を中心に、
新型コロナ既往症のある患者さんの再感染リスク ワクチンの効果
2021年4月17日にlancetに掲載されたペーパーによりますと、すでに新型コロナウイルスに感染した患者さんの再感染リスクは、84%減少するとのことです。 他のインフルエンザ同様、終生免疫ではありませんが、かなり有益な免疫をもたらすという結論です。 イギリスの病院勤務の医療従事
インターロイキン6(IL-6)測定試薬が保険適用
インターロイキン6というのは、あまりなじみのない話題かもしれませんが、昨年の10月にこのブログにも書いたことがあります。 ご興味があれば、読んでみて頂きたいのですが、IL-6というのは、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクを判定する際に役立ちそうな、5種類のバイオマーカーの一つ
問題飲酒と新型コロナ感染症
ここ関西地方は、自粛期間が終了し春めいたことも相まって、少し人出が増えているように思います。 ただ今日の題目にお示しするように、自粛期間が長引くことにより、もともと飲酒習慣がある人の酒量が増え健康被害が問題になっていることを思うと、家にこもりっぱなしというのも問題なように思います
内臓脂肪の罪悪
慶応大学循環器内科助教(2018年時) 白川公亮先生は、食べ過ぎが糖尿病や心血管疾患を引き起こすメカニズムについて研究され多くの論文を書かれています。 わかりやすくまとめられている論文を見つけましたので、ご紹介します。 肥満であっても健康な人もいれば、生活習慣病を発症している人も
新型コロナウイルス PCR検査 抗原検査 抗体検査 について
COVID19にまつわるニュースで、感染者数や重症者数などが連日話題になっています。 PCR検査などと言う言葉ももはや知らない人はないほどになりましたし、当院にもPCR検査の宣伝パンフレットが郵送やFAXで届きます。 手軽! 簡単! 早い! 安い! との文言が躍っており、ちょっと
降圧治療の是非
高血圧は生活習慣病の中では最も多く、手術前の服薬履歴をお聞きすると降圧剤を飲んている方はとても多いです。 眼科においても、眼底出血の引き金になったり、高血圧網膜症といって網膜自体に出血や白斑がでてきたりむくみがでてきて、高血圧が網膜を傷めることは確かです。 ただ一昔前と異なり内服