ワクチン接種のスピードは、日本でも加速中ですが、今年の5月21日付けで米バイオ企業のモデルナが開発したワクチンが、ファイザー社についで2番目に承認されました。
公表された情報によりますと、ファイザー社との違いは、冷蔵保存可能期間が長く、希釈の必要がないため大規模接種会場を中心に、接種を進める方針が、厚労省より示されています。
6月1日付けで厚労省が告示をしましたが、ファイザー社のワクチン対象者は、今までの16歳以上から12歳以上へ引き下げられました。
モデルナ社は現在のところ、18歳以上が対象です。
一回投与量は、ファイザーは0.3ml モデルナは0.5ml
投与間隔は、ファイザー3週間 モデルナ4週間
と若干の違いがあり、そのため1回目と2回目は同じワクチンを打つ必要があります。
副反応や有効率 接種後の注意等については、両者に大きな違いはないようです。
ファイザー社のワクチンについての保管方法が緩和された件も、同時に記載されており、ますます今後スピードは加速されていくと思われます。
当院に伊丹市から配布されるファイザー社のワクチンは、現在のところ週2回届けられ、当日希釈の上で接種。
自治体で行う小規模な集団接種会場でも同様のファイザー社のワクチンと聞いていますし、
実際私が出務した会場でもファイザー社のワクチンでした。
大規模接種会場は、国が東京 大阪に自衛隊を出動して稼働が始まっていますし、自治体が開設した大規模接種会場も活躍が始動していますが、一部の例外を除いて主にモデルナワクチンが採用されるようです。
2度目の接種時には、そこにも留意する必要がありますが、基本的には医療機関での接種予約は、市がしっかり1回目と2回目をセットで取ってくれていますから、あまり心配はないと考えています。