この話題が、後年読み返して懐かしいものと思える日が来ることを望んでいます。
このところ、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種が、いよいよ本格的になってきました。
他の国に比べて日本はワクチン接種が遅れていること オリンピック開催についての賛否等、議論が絶えないようですが、私達一般人にとっては、最大公約数的に理にかなっていると思えることを、粛々とまた淡々と日々行動していくしかありません。
そして最近患者さんによく聞かれることとして、ワクチン接種が手術予定日近辺の場合についてです。
眼科としては、ワクチン接種と手術は直接的な因果関係はありませんが、どちらも予定的に行うものですから、手術日当日に受けるということは避け、日程を調整します。
中には、ワクチン接種のことで頭がいっぱいなので、手術を延期したいという生真面目な人もおられます。
また、接種の予約はできていないけれど、そのうち必ず受けることができるのだから、先に手術を済ませてしまいます と言われる方もおられます。
特に私からは、手術日を決める時に、ワクチンのことはお聞きしていませんが、自発的に2回接種が終わるこの辺りで受けて、今後の旅行に備えたいという方もおられました。
年齢ではないのだなと、そういう方々を見ていて思います。
もちろん高齢者枠での接種ですから、65歳以上であることは確かですが、大雑把に60代 70代 80代 90代と区切るのは間違っているように改めて思います。
長年子供の時からの、学年制に慣れているせいか、10年~20年の年齢差は大きいように感じますが、体力的なことを除けば、もはや60代以降は、年齢だけではなく、性格や人生経験によっても、物事の捉え方は変わってくるのだと気付きます。
白内障手術の日程を決める際に、ワクチン接種のことが気になるようでしたら、調整しますので、ご相談ください。