恒例の人間ドック
毎年12月に、人間ドックを受けています。 医師国保という職能団体の国民健康保険に加入しているので、ある程度指定された病院の中から、自分の都合のよい病院を選び、半日コースのドックを受けることができます。 ドックというのは、もともとはその昔、長い航海を終えた船の点検・修理のためにチェ
CTとMRIの違い
眼科領域でも、極まれに悪性腫瘍の転移や原発巣の診断や眼窩骨折の確定診断のために、病院の放射線科にお世話になることがあります。 その際CTまたはMRI もしくは両方ということもあります。その両者の違いはどこにあるのかを今回はお伝えしたいと思います。 東大の予防医学センターの健康コラ
暗所支援眼鏡(MW10)
暗所支援眼鏡とは、聞きなれない名前だと思いますが、HOYA社が開発した、メディカルウエアラブル眼鏡です。 網膜色素変性症や進行した緑内障で、昼夜を問わず暗いところでの見え方に困っている患者さんのためのものです。 眼鏡といっても、頭にかぶる式の額帯鏡のようなもので、かなり大掛かりで
眼科の診察室
世の中には、眼科を受診したことがない人は意外と多いかもしれません。 昨日、人生70年間で今日が初めての眼科受診 という患者さんと出会いました。 私には緊張しているようにお見受けしませんでしたが、何で病院というところは緊張するんやろ と独り言を言われていました。 考えてみれば、私
医療機関におけるディーラーさん
眼科は医療器械が多く、色々なメーカーの製品を扱うことになります。 新規の開業時は特に、車業界のサブディーラーに当たる器械やさんが多くのメーカーのパンフレットを持参して、長所短所を具体的に伝授してくれます。 そして不具合発生時には、メーカーさんに直接連絡するよりも医療業界でいうとこ
人間ドック
毎年1回 人間ドックを12月に受けています。 開業医になってからは、医師国保という職能団体の国民健康保険に加入しているので、そこからの指定病院の中から自由に選んで受けることができます。 それまでは、勤務病院の検診がありましたが、面倒なのであまり受けることがなかったのですが、開業医
動物用コンタクトレンズ
コンタクトレンズ学会から送られてきた会報誌を読んでいて、初めて犬・猫用のコンタクトレンズがあることを知りました。 実家でも結婚後も動物を飼ったことがないので、獣医さんとはご縁がなく、最近の獣医医療?がこんなにも進んでいるとは知りませんでした。 国内で発売しているのは、メニコンの子
スポットビジョンスクリーナー(SVS)
このスポットビジョンスクリーナーは、幼い子供の弱視を早期発見することを主目的として、2015年に発売開始されて以来、眼科というより小児科領域の先生に支持されて普及していきました。 フォトスクリーナーとも呼ばれるこの器械は、ちょっと暗めのお部屋で1メートルほど離れた所からまっすぐ前
流行性角結膜炎(はやり目)のウイルス検査
最近流行性角結膜炎の患者さんが散見されます。 この話題は、今までにも何回か書いていますので、疫学や症状についてはそちらを参照していただくとして、今回はこの結膜炎であるアデノウイルスの検査について書いてみたいと思います。 新型コロナウイルスの流行のおかげで、PCR検査や抗原検査 抗
メプロⅡとのお別れ
メプロⅡとは、私の診察室に置いていた、眼底検査や涙道洗浄や抜糸など処置用ベッドとしても使っていた眼科用手術台のことです。 椅子の状態から油圧を使ってベッドの状態まで倒れていくもので、眼科手術をする施設はこれを使っていることが殆どです。 手術室にはもちろん、別の新しいメプロが入って