兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目4-8 みやのまち3号館1階
白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
診療曜日・時間
午前9時~12時
午後13時~
午後15時~19時

手術 ※日,祝,土曜日午後は休診となります。

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見えるもの見えないもの

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2025/04/17担当:山本 洋子
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最近患者さんとお話していて、せっかく白内障手術をして視力もよくなったのに、メガネをかける気が無い という人が意外と多いなと感じています。

 

近視ではありますから、メガネをかけるとよく見えることをお話ししても、この視力が、自分の生活に合っているから大丈夫 といわれます。

 

あまり 見たい物もないですか? とこの頃は私が先回りしてお答えしてしまうこともあります。

 

そうです と元気にむしろニコニコ お話される方が多いので、私もそういえばそうかも と納得します。

 

われわれ眼科医は、もちろん視力がいいに違いない と考えてきましたが、人生の先輩の患者さんは、そうでもないよということを教えてくれます。

 

視力が衰える悲しさや、怖さに注目し、またそのために医学も発展してきたわけですが、ある程度見えたら十分 という まさに足るを知る  という生き方もあるのでしょう。

 

最近のニュースでも、関税問題やインフレ対策 など私達庶民にとってはあまりに壮大な話で、かえって興味がわかないのですが、毎日食べることができて、着るものもある 雨露をしのげる住まいもあれば、もう充分と思えれば、必要以上に心配することもない。

 

というわけで、聖書の一節を思い出しました。

 

わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。

見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。

 

今週末はご復活祭(イースター)です。

もう春本番ですね。