毎年12月に、人間ドックを受けています。
医師国保という職能団体の国民健康保険に加入しているので、ある程度指定された病院の中から、自分の都合のよい病院を選び、半日コースのドックを受けることができます。
ドックというのは、もともとはその昔、長い航海を終えた船の点検・修理のためにチェックするのをドック入り と言っていたことを人間になぞらえて、人間も定期的にドック入りする必要が有るということで、生まれたと聞きました。
最近は色々なデラックスなものもあるようで、患者さんも有名ホテルの綺麗な表紙のついた、ドックの結果を持ってこられる人もいます。
私の受けるドックは、無料ではありますが、わりとありきたりと言えば失礼ですが、身体測定 血液検査 血圧 骨密度 視力 聴力 マンモグラフィー 2方向X線 呼吸器検査 胃カメラ 腹部超音波 婦人科 ぐらいです。
この程度の検査で十分な気がします。というか十分です。
能率よく、言われるままにあちらこちらに回してくれるので、約2時間で全部終わり。午後を選ぶと大概空いていて、申し訳ないほど多くのスタッフが待っていてくれます。
胃カメラは、経鼻と眠って受ける経口が選べますが、私は経鼻の方が好きです。
以前は車で行っていたので、麻酔を使うことができなかったからですが、私の場合は経鼻でも苦しくなかったです。
うちのスタッフによると、経鼻でも苦しかったということですが、もっと以前は経口でありながら麻酔がなかったので、その大変さを思うと、経鼻はどうってことは無いです。
マンモグラフィーも、スタッフの方は毎回違いますが、私が行く病院はとても丁寧に、すぐ終わりますからしばらく我慢してくださいね と必ず優しく伝えてくれます。
でも実際はすぐ終わらないですが、私の場合はあまり痛いと思ったことはありません。
一日中、窓のない密室で、同じ操作を繰り返す検査員の方の方が、大変だろうと思うのですが、当院の検査スタッフも、同じように、一日中優しい言葉を患者さんにかけてくれているな と、嬉しい気持ちになりました。
医療というのは、陰か陽か と言えば、どちらかというと陰の職種ですから、喜んで医療機関に来る患者さんはいないでしょうが、それでも笑顔でやってきてくれる患者さんのことを思うと、私達も笑顔で返し 接したいと思いました。