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細菌性結膜炎の増加 | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

細菌性結膜炎の増加

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2024/12/19担当:山本 洋子
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ここ数日、細菌性の結膜炎が増加しています。

初冬のこの時期に多いのは、インフルエンザ桿菌ですが、流行しているいわゆるインフルエンザは、細菌ではなく、ウイルスですので名前は同じでも内容は異なります。

 

細菌性の結膜炎の場合は、感染力が弱いので、他人にうつす心配はそこまでありません。

 

結膜炎の症状としては、目やにの色はクリーム色から緑色 時に白っぽくドロッとしてネバネバしています。

 

充血も目立ちますが、細菌性の場合は抗生剤の点眼が効果的ですので、数日~1週間ぐらいで症状が落ち着くことが多いです。

 

時に薬剤耐性菌がでることがあり、その場合は点眼薬を変更したり、追加したりする必要がある場合もあります。

 

ウイルス性の場合は、直接効く薬がないため、症状が長引きまた強めにでます。

 

また感染力が強いため、子供の場合、学校保健安全法で第3種感染症の扱いで出席停止となります。

 

インフルエンザ桿菌は、咳やくしゃみなどからの飛沫感染や手指からの接触感染で感染しますが、眼科領域においては感染力は弱いです。

 

ただしこの感染症は、乳幼児で特に要注意で、乳児炎や副鼻腔炎 髄膜炎 喉頭蓋炎等を引き起こすと重症化することがあります。(Hib)

 

基本的には鼻腔内の常在菌ですから、5歳以上になると上記のHib感染症になることは少ないようです。またHib感染症予防のため、小児科で定期的にワクチン接種が行われています。

 

全身状態が落ち着いている場合は、目の症状は抗生剤点眼で数日で軽快するはずですので、回数を守ってしっかり点眼してください。