8020運動
今更なのですが、80歳になっても20本以上の自分の歯を保とう という運動のことを8020運動ということは、ご存知の方も多いと思います。 これが提唱され始めたのが、1989年(平成元年)日本歯科医師会と厚生省(当時)によるものだそうです。 80歳というのは、提唱され始めた当初(平成
自動車運転免許取得の視力条件
車の運転免許の取得・更新時には、必ず視力検査があり、その条件を患者さんに聞かれましたので、ここにまとめて記載しておきます。 免許の種類によって3通りあり、原付 普通 大型・特殊 と分かれています。 大型・特殊は深視力といって、遠近感や立体感を調べる検査もあります。 この検査が不合
10月は大好きな月
どうして10月が大好きかというと、それは私の誕生月だから。 年を取るのも嬉しいし、久しぶりに友人が連絡をくれるのも嬉しい。 誕生日のお祝いメッセージは、年のことを書いてきてくれることが多いのですが、どちらかというと友人たちは、年を取ることを悲観している感じが漂っています。 人生と
高齢者糖尿病の食事療法 サルコペニア・フレイル
糖尿病患者さんは、最低年に1回はお会いする機会があります。 眼底検査を受けておいで、と内科の先生から言われたとしぶしぶ来られる方も未だに多いですが、最近はよく勉強されていて、初診の方でも最初から眼底検査を希望している方もおられます。 ただ初診の方は、狭隅角の場合散瞳すると急性緑内
白内障手術ー加齢黄斑変性症と白内障の進行
先日ご家族とともに、白内障手術を希望してご高齢の患者さんが来院されました。初診の方です。 ご高齢とはいえ、単に視力が低下しているというよりは、かなり前から見え方はぼんやりしていたが、この3か月ほど前から見え方がおかしくなって困っているので、白内障手術を希望する とはっきりご自分で
85歳以上で身体活動量が多い人の食習慣-慶応大スポーツ医学研究センター報告
85歳以上の日本人500人以上を対象に、食事の傾向や身体活動量を調査した結果の報告が7/17のNeutrientsに、掲載されました。 今回の研究テーマは、85歳以上の高齢者の食習慣の特徴を探り、身体活動量と関連のある食事パターンを特定することが狙いだったそうです。 慶応病院から
白内障手術-多焦点レンズが向いている人
当院の場合、多焦点レンズを選択する方は、ほぼ最初から自分で希望して来院されるので、積極的にこちらから多焦点レンズを推奨することは少ないです。 ただ手術後にそのような人工レンズの存在を知らなかったということにならない為に、そういうレンズもあります ということは伝えます。 外来時間中
スペシャリスト
先週は、眼科以外のスペシャリストに会う機会がありました。 スペシャリストになるというのは、何時間でも没頭できる好きなことを見つけることができた幸せな人であれば、簡単なことかもしれません。 努力が必要なのではなく、呼吸をするようにそのテーマに取り組んでいたら、知見が蓄積し誰よりも詳
超高齢者の白内障手術
まず定義として、超高齢者とは何歳以上を指すのかということですが、一般的には、後期高齢者に当たる85歳以上を指します。 しかし私の感覚では、2017年の日本老年学会 老年医学会の提言による90歳以上の方が、外来患者さんと接していて、しっくりきます。 先の提言によると、65~74歳を