日本気象協会が来春の花粉症予報の第2報を発表しました。
残念ながら9/26発表の第1報とほとんど変化はなく、特に近畿地方は過去10年間の平年比も昨年比も、飛散量は非常に多い となっていました。
宮の前眼科のある近畿地方についてですが、飛び始めについては、ほぼ平年並みの2月中旬。
毎年書いている気がしますが、飛び始める手順は、スギの雄花は、初冬の冷え込みにより休眠打破が起こり、打破後は暖かいほど開花が早くなり、花粉の飛ぶ時期が早まります。
今年は、今から2月にかけては気温はほぼ平年並みとのことですから、休眠打破は順調に進み、その後暖かい気温があると、開花が進む予想です。
近畿地方の昨年比は、380% 平年比190% となっていますが、これは近畿地方の中でも地域によっても違うと思います。
今年2024年の夏は、猛暑で高温 日照りも続いたので、日照時間もかなり多く、花芽の形成に好都合でした。
また必ずしもその通りではない気がしますが、前年が花粉量が多いと翌年は減り、逆も真なりということですから、昨年の花粉量は平年より少なかったので、来春の花粉量は多いという予想になっています。
花粉症がこんなにも増えてしまったのはとても残念ですが、花粉症の方は、是非マスク ゴーグル で自衛し、帰宅時の入室前の服の花粉を払い落とし うがい 洗眼等あまりに当たり前のことですが、こういう地道な手段で時をやり過ごすしかないようです。
ただ眼科領域では、点眼薬や先日書いたクリーム等、処方薬も進化してきていますし、必要に応じステロイド系の薬も使用することにより、症状は緩和することができるようになってきています。
せっかく気候が良くなる時期ですから、QOLを維持できるように、願っています。