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85歳以上で身体活動量が多い人の食習慣-慶応大スポーツ医学研究センター報告 | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

85歳以上で身体活動量が多い人の食習慣-慶応大スポーツ医学研究センター報告

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2022/10/13担当:山本 洋子
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85歳以上の日本人500人以上を対象に、食事の傾向や身体活動量を調査した結果の報告が7/17のNeutrientsに、掲載されました。

 

今回の研究テーマは、85歳以上の高齢者の食習慣の特徴を探り、身体活動量と関連のある食事パターンを特定することが狙いだったそうです。

 

慶応病院から6㎞以内に居住する85歳以上の住民から無作為に抽出され、研究に同意した519人のデータを対象としている。

 

年齢中央値 87.3歳

MMSE(認知機能の指標)中央値 27

バーゼル指数(日常生活動作の指標) 100

 

つまり高齢ではあるが、認知機能や身体機能は維持されている人が大半であった。

 

分析等は大部端折りまして、結論を書きます。

 

植物性食品 魚 きのこ の摂取割合が高い群は低い群に比べ、蛋白質 脂質 食物繊維 大半の微量栄養素(ビタミンとミネラル)の摂取量が多く、炭水化物の摂取量は少なかった。

 

ご飯とみそ汁の摂取割合が多い人は、脂質の摂取量は有意に少なく、蛋白質 炭水化物の摂取量に有意差はない。

 

身体活動との関連では、植物性食品が高い群は、ウオーキングやエクササイズによる運動量もPAI(身体活動量の指標)も高い という有意差が認められた。

 

魚ときのこの摂取が多い群は、エクササイズによる運動量は多いがウオーキングやPAIには有意差がなかった。

 

またご飯とみそ汁が多い群は、ウオーキング エクササイズ PAIいずれにも有意差がなかった。

 

この中で、みそ汁と魚の摂取量が足りないことは私としては自覚していますが、結局は、色々な食品をバランスよく食べ、何を食べるにしてもウオーキングやエクササイズなどをして、こまめに体を動かすのが、高齢者にとっても大切ということになりそうです。

 

ちょっとパンチに欠ける結論ではありますが、当たり前の生活を楽しむことができたら、そこまで難しくはなさそうです。

 

この分析は、都心に住んでいて、外出可能な身体機能が維持されている方が対象となっているので、普遍的な分析結果ではないということにはなると思います。

 

私もその年齢まで元気に外出することができるならば、一人で電車に乗って、温泉に入ったり、外食をしたり、家を整頓したり、缶詰でもいいから魚を食べ、楽しい老人生活を送りたいと思いました。

 

ただ用もないのに、何時間も歩いたり、ジムに行ったりするのは、時間がもったいないという時間貧乏の性分は抜けそうにはありません。