角膜異物
目に何かが飛び込んでくることは、珍しいことではありませんが、たいがい涙が反射的に出て、目の外にでてしまいます。 ところが運悪くそのまま目の中に居座ってしまうと、かなり痛みが強くて急いで眼科に行くことになります。 黒目に異物がくっついてしまって離れない状態が、角膜異物。 板金など金
流行性角結膜炎(はやり目)
今までにも何度か話題にしたことがありますが、今年も8月に入って散見されます。 今のところ、大流行とは思いませんが、基本的には夏に多い感染症ですから気を付けた方がいいと思います。 流行性角結膜炎は、アデノウイルスの感染で発症しますが、アデノウイルスには多くの型があり、プール熱も同じ
目の日焼けについて
昨年もちょうど今頃、サングラスの話題について書いたのですが、http://www.eye-itami.jp/index/blog-detail?id=425 紫外線の目に対する害として有名なのは、急性のものとしては、角膜炎 結膜炎などの目の表面の炎症です。 慢性的なものとしては、
ドラッグストア等で売っている目薬
外来で、ドラッグストアやネットで売っている目薬を買っても大丈夫でしょうか、と聞かれることがあります。 私自身、サプリを含め、ほとんど売っている薬を使うことがないので、どういうものを売っているのか調べてみましたが、びっくりするほど種類が多く、眼科では深いご縁の参天製薬だけでも、ちょ
再発性角膜上皮びらん
最近立て続けに2人ほど来院がありました。 この病気は、角膜に傷をつけたことをきっかけに、その後特に原因は思いつかないのに、角膜びらんを繰り返します。 きっかけとなる傷で一番多いのは、木の枝や紙 赤ちゃんの爪でできるひっかき傷です。 角膜は再生力が旺盛なので、数日で治ることがほとん
サングラスと紫外線対策
この猛暑のせいか、このところどのようなサングラスを選べばよいかと、よく聞かれます。 眼科医の立場でいうと、サングラスは紫外線による目の障害を防ぐためですから、何より紫外線透過率の低いものを選ぶに尽きます。 何色がいいかとも聞かれますが、おしゃれは別としてクリアーな無色レンズでも紫
プールと目
まもなく6月に入り多くの学校ではプールの授業が始まります。プール熱(咽頭結膜熱)はウイルス感染症で、プールに入ることにより感染することが多いためそういう名前になっていますが、眼科で一番ポピュラーなはやり目(流行性角結膜炎)とはウイルスのタイプが少し違います。 どちらもアデノウイル
巨大乳頭結膜炎
新入学や入社をきっかけにコンタクトレンズを始める方が増えるこの季節に因んで、コンタクトレンズのアレルギーについての話題です。正確には、レンズのアレルギーというより、レンズに付着した分泌物や花粉等に対するアレルギーの方が多いわけですが、花粉症等とは違い、あまり強いかゆみや充血はなく
黄砂 PM2.5 光化学スモッグ
スギ花粉が少し峠を越えた今頃から話題になるのが、黄砂やPM2.5の話題。黄砂はアジアの砂漠の砂や土が偏西風に乗ってやってくるので、砂嵐がよく起きる2月から5月が多く特にピークは4月。PM2.5は大気汚染物質ですから本来季節を問わないですが、やはり冬から春にかけて多くなります。2.
流行性角結膜炎(はやり目)続報
先日はやり目が冬なのに最近多い気がするというお話を書きましたが、そのニュースを報じているのを見つけたのでお伝えします。朝日新聞のデジタル版ですが、感染研によりますと全国約3千の定点医療機関から報告された直近1週間の患者数は、1ヶ所あたり0.82人。去年の同時期の2倍近く。北海道が