昨年もちょうど今頃、サングラスの話題について書いたのですが、http://www.eye-itami.jp/index/blog-detail?id=425 紫外線の目に対する害として有名なのは、急性のものとしては、角膜炎 結膜炎などの目の表面の炎症です。
慢性的なものとしては、翼状片という白目の成分が黒目の上に領土侵犯して盛り上がってくる病気や、白内障があります。
視力にとってとても大切な網膜を傷めるのは、赤外線や可視光線で、紫外線はほとんど前眼部で、吸収されてしまいます。
今日は、日焼けがテーマですから、前眼部といわれる角膜炎 結膜炎の話題です。
日中、外に出ていると日焼けするように、顔の中でも目には日焼け止めを塗ることもできないので、そのまま出歩くと紫外線を浴び、日焼けはしていることになります。
つばの広い帽子 日傘 サングラスといったもので自衛する必要があるのですが、なかなか面倒です。
例えば、コンタクトレンズや眼鏡 白内障手術後の方は人工水晶体などに、紫外線カットが施されていることが多いのですが、むしろ元気に外遊びする子供たち 特にメガネを使っていない子供たちは無防備なことが多いです。
角膜炎や結膜炎を起こすと、程度が強いと目がとても痛くなったり、充血 流涙 目やになどが出て、眼科受診が必要になることがあります。
折角の夏休みを眼科受診する羽目にならないように、子供用のサングラスを使ったり、時々日陰で休憩したり、人工涙液のシンプルな点眼薬をさしたりするなどして、目の日焼けが重症化しないために工夫してください。
私が子供のころは、海水浴や砂遊びなどしてもちっともそういう心配はしたことはなかったですが、やはり時とともに、自然環境が変わってきたのでしょうか。