先日はやり目が冬なのに最近多い気がするというお話を書きましたが、そのニュースを報じているのを見つけたのでお伝えします。
朝日新聞のデジタル版ですが、感染研によりますと全国約3千の定点医療機関から報告された直近1週間の患者数は、1ヶ所あたり0.82人。
去年の同時期の2倍近く。北海道が最も多いそうです。当院もその定点医療機関ですが、ブログにも書きましたように、確かに増えているという実感があります。
感染研の報告では、この4週間連続で増えこの時期としては過去10年で最多となっているようで、今後も増える恐れがあるとのことです。
はやり目は、アデノウイルスの感染で起こりプール熱を起こすウイルスですから、本来は夏に多いのですが、2003年ごろから冬にも患者さんが増える傾向がみられるとのことです。その原因はわかっていません。
さらに感染を広めないために、ともかく流水と石鹸による徹底的な手洗いが大切です。
また家族の中に患者さんが出てしまったら、触ったドアノブやおもちゃをアルコール拭きすることも対策になります。
目の症状については、前回のブログをご覧ください。
外来に、はやり目のパンフレットを置いていますので、気になる方は自由に持ち帰り読んでみてください。