白内障手術について-術後の禁酒・禁煙
だいぶ前に、この話題を書いた覚えがあるのですが、最近術後の注意事項は看護師さんが説明してくれるので、直接患者さんから相談されることもなく、なんだか懐かしい気分でした。 以前は、1週間は、お酒をやめ、たばこは一生中止するのがいいと言っていましたが、今は皆さん、どうされているでしょう
水路と貯水池
12世紀のフランスの修道士の聖ベルナルドは、自分の人生を水路のようにではなく、貯水池のように見なすのが賢い人と語りました。 水路は、流れ込んだ水をそのまま流しだしますが、貯水池は満タンになるまで水を貯え、容量を超えた分だけ排出するので、蓄えた分は減りません。 これは貯蓄術の話では
白内障手術について-白内障とまぶしさ
数が月ぶりに来院された患者さんの白内障の進行が意外に早く、視力が低下しているので、もしや他の疾患が発症したかと心配することがあります。 ひとしきり、検査をしても特に他の病気は見つからず、「良かったです。病気が無くて」と思わず言ってしまうのですが、よく考えれば、白内障という立派な病
秋の花粉症
花粉症といえば、春のスギ花粉が有名ですが、秋にも花粉症の一つのピークがあります。 秋に多いのは、ブタクサ花粉症が有名です。 秋というより、夏から秋にかけてで関西地方のピークは、一般に9月の中旬から下旬にかけて。 ブタクサはどこにでもある逞しい雑草で、誰でも必ず見たことがあると思い
超高齢社会の緑内障
緑内障は、超慢性疾患であることを考えますと、年齢が上がるにつれ有病率が上がることも、当たり前のことです。 一般的に緑内障の安定期の治療は、眼圧を確認し、視野検査や眼底検査を定期的に繰り返し、悪化していないかをチェックしたうえで、点眼薬を変更したり、レーザー治療や手術の適応を検討す
食べ物の好き嫌い
幼い時に、食べ物の好き嫌いをすることはよくないと躾けられたことが幸いし、今までのところ食べられないものはありません。 子供たちも同様です。 ただやはり好みというものがあり、私はどちらかというと、魚系はあまり好きではありません。 特に甘く煮てある煮魚や、あぶって食べる干物で骨の多い
緑内障の点眼治療の継続には根気が必要
昨日ニュースで、心筋梗塞の患者さんがこのコロナ感染症拡大の影響で、通院を中断するケースが増加し、発作後の緊急搬送が増加していると報じていました。 インタビューを受けている患者さんのお話では、定期通院の場合、以前は気にならなかった周りの患者さんの咳などが気になって、うつされるのが怖
白内障手術について-よく受ける質問
白内障手術について、このブログで割とよく書いているつもりなのですが、この約1か月ほどの間に尋ねられた質問が大体3つに集約されることに気付きました。 このブログを患者さんもそうそう読んでおられるわけでもないでしょうが、簡単にここに再度書いておこうと思います。 以前にも、Q&Aで書い
視力300万 ブラックホールを見るための視力
視力表で、1.0というのは、5メートルの距離から、ランドルト環の切れ目が判別できる視力でその大きさを1分角と呼びます。 おおよそ人間の目の能力は、その程度であることになります。 時に2.0とかそれ以上という人もいますが、人間である以上限界はあります。 ところで、夏休みにブラックホ
8月の野宗先生の土曜日の手術日変更について
明日より、平常診察となりますが、土曜日の野宗先生の日程が、夏季休暇の影響で、変更となっております。 8(土)→22(土) 土曜日の手術は、主に眼瞼下垂 睫毛内反 涙道チューブ 霰粒腫 等です。 ボトックス注射 硝子体注射 は、大体外来時間中に行いますが、時間に空きがあれば、土曜