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秋の花粉症 | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

秋の花粉症

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2020/09/06担当:山本 洋子
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花粉症といえば、春のスギ花粉が有名ですが、秋にも花粉症の一つのピークがあります。

 

秋に多いのは、ブタクサ花粉症が有名です。

 

秋というより、夏から秋にかけてで関西地方のピークは、一般に9月の中旬から下旬にかけて。

 

ブタクサはどこにでもある逞しい雑草で、誰でも必ず見たことがあると思います。

 

アスファルトのちょっとした隙間にも生えていますし、河川敷や校庭 家の庭などにも生えています。

 

黄色い小さな花をつけて、稲の穂のように見えなくもないですが、これはイネ科ではなく、キク科の一年草です。

 

スギのような樹木ではなく、草ですから、遠くまでは飛ばないので、一番の予防は、自分がブタクサアレルギーかもしれないと思ったら、なるべくブタクサの生い茂っている所には近づかないことです。

 

それと粒子の大きさがスギの半分ぐらいで、とても小さいので、(と言ってもウイルスほどではありませんが)喉の奥まで入り込みやすく、くしゃみ 鼻水 痒みといった一般的な花粉症の症状以外に、空咳が出やすいことが特徴です。

 

今のコロナ感染症のピリピリした時期、咳に対して神経質になっている人が多いので、ちょっと肩身が狭い気がする人もいるでしょうが、アレルギーの咳の場合は、熱がでることは少なく、カラッとした咳です。

 

マスクをつけることは、とても良い予防になりますし、喘息傾向のある方は特に、少しキメの細かいマスクをつけると自衛できます。

 

目の症状が強い場合は、花粉症用や目の手術後の保護メガネをつけると少し楽になります。

 

日本で初めて花粉症を起こした原因アレルゲンは、ブタクサ花粉だったということです。

 

それが、1961年。

 

ブタクサは、北米原産だそうで、その逞しさで日本全国に広がりました。

ちなみに、北米の花粉症の75%はブタクサアレルギーとのことです。

 

スギ花粉症が増えたのは、戦後に建材用として植樹されたスギが、大体樹齢30年を超え、花粉量が一気に増えて、スギ花粉症が広がったとのことですから、少なくとも1970年代ということになります。

 

今年は、マスクをつけている人が多いですから、少し秋のアレルギーが楽に過ごせるといいなと思います。