弱視とは
一般的に弱視とは、小学校低学年ごろまでに矯正視力が(1.0)を越えない場合を言います。矯正視力とは、メガネ度数を目いっぱい入れた状態での視力のことです。矯正視力の発達は7~8歳くらいまで、とされていて、それ以降はメガネをかけてもコンタクトレンズをしても、あるいは手術をしても、そ
ものが二つに見えたら
ものが二つに見える、複視という症状があります。片目で見て複視が出るもの(片眼性複視)と、両目で見て複視が出るもの(両眼性複視)とがあり、原因となる病気も違います。 片眼性複視は、乱視や初期の白内障、またはこれらの組み合わせで起こるもので、必要であれば眼鏡やコンタクトレンズ、白内
高齢者講習と白内障
最近高齢者による自動車事故が増えている、というニュースがあります。日本では自動車事故全体が減少している中、75歳以上のドライバーが事故を起こす割合は、増加しているそうです。実際には日本の人口構成が高齢化しているので、その比率が増えているように見えるだけだ、という意見もありますが
カラーコンタクトレンズ
現在、我が国のコンタクトレンズ使用者は、2000万人を超えるともいわれています。ハードコンタクトレンズや従来型のソフトコンタクトレンズの使用者は減少し、2週間頻回交換型や、近年では1日使い捨てのコンタクトレンズの使用者が増え続けています。 ソフトコンタクトレンズの歴史は古く
視神経乳頭陥凹(緑内障疑い)
新年度が始まり約1か月、新生活も落ち着いてきたでしょうか。学校や職場でも、健康診断の季節になりました。血圧や血糖値を心配して、急にサラダを食べ始めるお父さんも多いのではないでしょうか。 眼科の健診で一番多く指摘されるものに、“視神経乳頭陥凹拡大”があります。眼底にある視神経の形
後天性内斜視(最近若者に増えている斜視)
斜視というと、小さいお子さんの病気、という印象があるかもしれません。多くの斜視は先天性(生後間もなくからある)ですので、間違ってはいません。しかし斜視には後天性(大きくなってから起こる)のものもあります。交通事故や、脳の手術などで眼の動きが悪くなる麻痺性斜視が代表的です。 しか
小学生の近視③
小学生の近視③~予防方法 小学生の近視進行について、今回は予防方法についてお話しします。子供の近視は眼球が大きくなる(眼軸が伸びる)ことで進行するので、身長が伸びるのを止められないのと同様、完全に止めることは困難といわざるを得ません。ですから近視の進行をできるだけ遅くすること
小学生の近視②~近視進行の原因
前回は小学校での眼科検診の結果、近年我が国では近視のお子さんが増え続けている、というお話をアップしました。これは日本に限ったことではなく、同じく近視が多いアジアの国々ではもちろん、もともと近視が少ない欧米諸国でも、また北極に暮らすエスキモーのデータでも、近視が増えていることが分
小学生の近視①~小学校の眼科検診
文部科学省ホームページより、学校保健統計調査報告書を閲覧することができます(http://www.e-stat.go.jp/)。ここでは昭和53年から現在までの、小学校での身長・体重など学校検診の結果を見ることができます。例えば近年歯科検診では、歯医者さんの啓もう活動が広がった
人工知能
人工知能 自動車の自動運転装置の発達が凄まじいというニュースを見ました。テレビでも、ハンドルを手放しで道路を走る自動車のコマーシャルがあります。アメリカのシリコンバレーなどでは、人間が運転席にいなくても走る、完全自動運転の車が実際に街なかの道路を走っているそうです。これには人工知