インターロイキン6(IL-6)測定試薬が保険適用
インターロイキン6というのは、あまりなじみのない話題かもしれませんが、昨年の10月にこのブログにも書いたことがあります。 ご興味があれば、読んでみて頂きたいのですが、IL-6というのは、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクを判定する際に役立ちそうな、5種類のバイオマーカーの一つ
スポットビジョンスクリーナー(SVS)
このスポットビジョンスクリーナーは、幼い子供の弱視を早期発見することを主目的として、2015年に発売開始されて以来、眼科というより小児科領域の先生に支持されて普及していきました。 フォトスクリーナーとも呼ばれるこの器械は、ちょっと暗めのお部屋で1メートルほど離れた所からまっすぐ前
京阪神
関西在住の方は体感として、京都 大阪 神戸の関係性というか距離感は共有していると思います。 京都は歴史ある古都で住人も気位が高い 大阪は商いの町で陽気でいらち 神戸はハイカラで開放的。 本当はそんなにステレオタイプなわけはないのですが、先日久しぶりに野宗先生の慰労会のために京都に
多焦点レンズと選定療養
多焦点レンズを用いた白内障手術は、ちょうど1年前の2020年3月をもって、先進医療から外れ、選定療養の扱いとなりました。 大きな違いは、先進医療を行う医療機関の場合、近畿厚生局に届けるだけでなく、ある一定の基準を満たしているという認可が必要でした。 もちろん宮の前眼科でも認可を受
野宗先生の外来について
野宗先生は、隔週金曜日に外来を担当していただいておりましたが、4月より大学の人事異動で滋賀県の病院に転勤となられます。 そのため今後は、月に一度の土曜日の眼瞼手術 涙道手術等の小手術 ボトックス注射や硝子体注射等の処置のご対応のみとなります。 残念ですが、いつの日かまた外来でお会
白内障手術についてー花粉症の時期の手術
今年の予想では、スギ・ヒノキ花粉症は去年より多いものの、直近10年の平均よりは少ないとのことでしたが、最近の中ではやや多いような気がしますし、例年は目より鼻の症状がきつかったけれど今年は目の症状が気になるという方が多いです。 この一年ほどマスクをつけるのが常識化している日本では、
問題飲酒と新型コロナ感染症
ここ関西地方は、自粛期間が終了し春めいたことも相まって、少し人出が増えているように思います。 ただ今日の題目にお示しするように、自粛期間が長引くことにより、もともと飲酒習慣がある人の酒量が増え健康被害が問題になっていることを思うと、家にこもりっぱなしというのも問題なように思います
緑内障患者さんはなぜ視野欠損に気付きにくいのか?
緑内障の症状で一番気になるのは、視力というより視野欠損の進行具合ですが、患者さん自身はかなり進むまで自覚しにくいことが多いです。 視野が欠ける病気は緑内障ばかりではなく、網膜剥離や脳疾患でも起きます。 これらの病気は急速に起きることから気付きやすいわけですが、緑内障は超慢性疾患の