近視研究会-学童の近視進行予防7項目
学会までいかないですが、有志の近視の専門家の先生が集まって、研究、協議する会があります。 あまり新しい知見とは言えないですが、その近視研究会が出している、学童の近視進行予防7項目というのがあります。 ちょっと今更感があり、ここでわざわざ書くのもどうかと思いますが、ご紹介してみます
3歳児健診における屈折検査
以前にもこのブログで、スポットビジョンスクリーナーの話題を書いたことがあります。 子供の視力発達が期待できるのは、長めに見積もって8~9歳ぐらいまでといわれているため、視力というより、子供たちのおよその屈折値(遠視 乱視 近視)や眼位を3歳児健診時に調べることができる というのは
自動車運転免許取得の視力条件
車の運転免許の取得・更新時には、必ず視力検査があり、その条件を患者さんに聞かれましたので、ここにまとめて記載しておきます。 免許の種類によって3通りあり、原付 普通 大型・特殊 と分かれています。 大型・特殊は深視力といって、遠近感や立体感を調べる検査もあります。 この検査が不合
3歳児健診
人口減少が続いている昨今の日本では、今や宝となった子供たちの成長を見守るために、市町村単位で子供たちの成長に応じ、各種の健診が行われています。 その中で眼科が携われるのは、3歳児健診です。 予め配られている簡易の視力表を用いて、家で視力が測れたか その結果や予め配られているアンケ
視力の発達について
新生児から就学時までの視力の発達については、よく知られてきています。 ただ未だに、小学校就学時 時に3~4年生になって初めて、弱視であることがわかることがあり、眼科医としてとても残念な気持ちになることがあります。 生後1か月ほどはほとんど見えない子供が、成長につれ1歳で0.2 2
近視のマネジメント
国内のほとんどの眼科医が所属する日本眼科医会が、月刊で出版し会員全員に配布される日本の眼科という雑誌の、今月の特集は、近視のマネジメントという話題でした。 学術誌というより、国内の眼科医全員がある程度おなじコンセンサスのもと、日々診察できるようにという意図で作られていると考えてい
コロナ影響下での視力低下 肥満
昨日夜のNHKニュースを聞いていると、上記の話題が放送されていました。 この話は、月に3回送られてくる兵庫保険医新聞の7/5号に記載されていました。 これは2020年度の医科歯科学校健診後治療調査とういもののまとめです。 学校保健ですから、発表の主体は、文科省です。 2020年度
小児のブルーライトカット眼鏡装用について
今年の4/14に、日本眼科学会 日本眼科医会 日本近視学会 日本小児学会 日本弱視斜視学会 等が連名で、小児のブルーライトカット眼鏡装用に対しての慎重意見 という文書が発表されました。 ブルーライトに似た話題に、バイオレットライトがありますが、今回のテーマは、デジタル機器の液晶画
学童近視の正しい予防法
東京医科歯科大学の五十嵐多恵講師が、上記と同名のペーパーを書かれています。 大きく分けて3つの提案をされています。今までにも何回かこのブログでも、子供の近視について書いていますので、重複するところもあります。 Ⅰ 十分な屋外活動 具体的には、1日120分以上の屋外活動を学校現場
スポットビジョンスクリーナー(SVS)
このスポットビジョンスクリーナーは、幼い子供の弱視を早期発見することを主目的として、2015年に発売開始されて以来、眼科というより小児科領域の先生に支持されて普及していきました。 フォトスクリーナーとも呼ばれるこの器械は、ちょっと暗めのお部屋で1メートルほど離れた所からまっすぐ前