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白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
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視力の発達について

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2022/06/19担当:山本 洋子
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新生児から就学時までの視力の発達については、よく知られてきています。

 

ただ未だに、小学校就学時 時に3~4年生になって初めて、弱視であることがわかることがあり、眼科医としてとても残念な気持ちになることがあります。

 

生後1か月ほどはほとんど見えない子供が、成長につれ1歳で0.2 2歳で0.4位に発達します。

 

その後3歳までに急速に発達し、6歳時には1.0位に達しているのが正常とされています。

 

視力の発達というのは、感受性のある時期に限られており、期待できるのはおよそ9歳ぐらいまでと言われています。

 

感受性が最も高いのは、生後3か月から1歳半頃までですが、3歳頃まで続きます。

 

ですから3歳児健診での視力発達を確認することはとても大切なことです。

 

感受性時期を過ぎてしまうと、大人になってから弱視を治療することはできません。

 

3歳から6歳ぐらいまででも、治療することで視力の発達は期待できます。

 

屈折矯正のための眼鏡を常時かけること 片眼のみの弱視の場合は、良い方をアイパッチでふさぎ、屈折異常を矯正した眼鏡をかけた弱視眼(悪い方の目)で物を見ることで、視力の発達を促すことは可能です。

 

伊丹市では既に導入されていますが、全国規模でのフォトスクリーナーの導入を、日本眼科医会は厚労省に働きかけています。

それは幼児の視力測定というのは正確に測ることが難しく、まして家庭内での測定には限界があるからです。

 

但し3歳未満の低年齢におけるフォトスクリーナーの精度は確立しておらず、有用性はまだ証明されていない為、1歳6か月健診でのスクリーニング検査での使用は、今のところ推奨していないとなっています。

 

フォトスクリーナーについての説明も別ブログで書いていますので、ご興味がある方は読んでみてください。