毒麦のたとえ
大方の方は読まれたことは無いと思いますが、新約聖書の中にこの有名で含蓄のあるお話が載っています。 要約しますと、畑にある人が良い種を播いたはずなのに、芽が出て成長するにつれ毒麦も混ざってしまっていることに使用人たちが気付き、領主にこう進言します。 良い種を播いたはずなのに、敵の仕
白内障についてー白内障とQOL
日本白内障学会のホームページからの引用です。 最近は眼科領域ではQOV といった表現もしますが、QOLというのは生活の質 つまり人生における幸福感の指標といった意味です。 白内障があることによって、その幸福感がどのように阻害されるかといった話題です。 白内障の症状としては、視力
針のない血糖測定器
インシュリンを使用している人のみならず、健康管理の一環として自分の随時血糖値を知りたいという人は多いようです。 かくいう私も、今のところ糖尿病は発症していませんが、母が苦労して糖尿病とお付き合いしているのを見ていましたから、年に一回の人間ドックのチェックだけでは物足りない気がして
デコポン またの名を不知火
私は知らなかったのですが、デコポンと不知火の違いをご存知ですか? 外からの見た目はほとんど同じで、おでこみたいな出っ張ったヘタがついた大きなミカンのような果物。 私はこれが好きで、スーパーで売り出すとよく買います。 大きくてごつごつしているので、皮が硬そうに見えるのですが、私でも
白内障手術について-最も手術を受ける世代
眼科と縁の深い参天製薬のサイトは、眼科医向けのインフォメーションのみならず、患者さんに有用な読み物が多くあります。 その中で、数値で見る白内障というコーナーがあり、少し古いデータではありますが、ご紹介しようと思います。 統計的なものですから、厚労省の元データを当たってみた所、もう
春分の日とイースター
もうすぐ春のお彼岸。 道理で暖かいわけです。 コロナの影響で、転勤は減っていると聞きますが、春は一番異動が多い時期だと思います。 カトリック教会の神父様も、春に異動されることが多いです。 年度替わりというわけでは無く、春はカトリック教会の中では、一番大切にしているご復活祭(イース
抗コロナワクチン接種3回目
当院でも3回目のワクチン接種は既に始まっていますが、ファイザー製のワクチンの供給量不足のため予約はすぐに埋まりますし、時にキャンセルが出ても、ちゃんと次の方が自動的に入力されて、ワクチンが無駄になる心配は今までは杞憂でした。 昨日は、午後遅くの予定の方が急な体調不良とかで、思いが
世界緑内障週間 2022 ライトアップinグリーン運動
例年行われていることですが、今年は本日 3/6(日)~3/12(土)まで行われます。 日本緑内障学会のホームページに詳しく出ていますが、緑にライトアップするこの運動で伝えたいことは、緑内障研究者や患者団体とともに行っている、啓発運動の一環として、世界中の人々に対して緑内障という病
自分では気付きにくい緑内障
参天製薬は、緑内障患者さんをサポートするための情報マガジンという情報誌を出していますが、2月号をMRさんが持ってきてくれました。 そこに、東大の眼科学教室教授の相原一先生がとても分かりやすい文章で、緑内障患者さんは、視野が欠けて見えるというのは、自分では気付きにくものだということ
関東地方を運転した感想
先日関東地方をレンタカーを借りて、運転する機会がありました。 羽田空港から千葉方面に抜ける海底トンネル(アクアライン)という有名な有料道路がありますが、信じられない大渋滞。 行くべきところが多くありましたので、私はヤキモキしていたのですが、こちらの方は慣れているのかバックミラーを