世界糖尿病デイ 2021
毎年11/14日は、インシュリンを発見したフレデリック・バンディング先生の誕生日ですが、その日に世界の糖尿病デイが開催され、現在も世界中で増え続けている糖尿病に対しての啓蒙活動が行われます。 今年は特にインシュリン発見から100年目の記念すべき年で、世界糖尿病デイのシンボルである
糖尿病と目
この1か月の間に、別件で眼底検査をしたところ、初期の糖尿病性網膜症と思われる患者さんが複数いました。 小さな毛細血管の瘤(毛細血管瘤)が点在していたり、白い点状の固まり(硬性白斑)がところどころ見られたり、というところから始まり、眼底が見られないぐらい硝子体出血におおわれ、網膜が
糖尿病治療中の低血糖
糖尿病と眼科はとても密接な関係にあります。 網膜症と糖尿病の重症度は必ずしも正比例の関係ではありませんが、コントロールが良いに越したことはありません。 ですから少なくとも網膜症を発症している患者さんであれば、眼科医といえど内科治療の状況は気になります。 特に私は、母が糖尿病で苦労
糖尿病の合併症-神経障害について
製薬メーカーから色々な綺麗なチラシを頂くことがあります。 字も大きく、暗い眼科の診察室でも読みやすいので、たまに眼科以外の話題を教わるのに、好都合です。今回は、糖尿病の神経障害について学びました。 糖尿病の3大合併症(網膜症 腎症 神経障害)の中でも、網膜症や腎症は無症状のうちに
糖尿病性網膜症
糖尿病と目は密接な関係があることは、もうとても有名な事実です。 本当に年々啓蒙活動や、ネット環境が進んだことにより、一昔前の患者さんより色々なことを患者さんはご存知です。 でもそれによって、病気の人が減ったかというとそうでもありません。 以前にも書いた話題ですが、コロナの影響で、
世界糖尿病デイ 2019
去年もふれた話題ですが、毎年11/14に世界糖尿病デイをはさんだ1週間 今年は11/11(月)~11/17(日)を日本でも全国糖尿病週間として、色々な啓蒙活動が行われます。 このキャンペーンのモチーフは、ブルーサークルといって青い輪が使われています。 糖尿病は、死に至る病ではなく
痛くない新型血糖測定器
痛くない新型血糖測定器。以前糖尿病の患者さんにみせていただいたことがあるのですが、最近読んだ「超・長寿の秘密」という、伊東裕先生の著書の中にも出てきたので、調べてみました。 最先端のAI技術の発達で、今まで見れなかった自分の体と心の中が垣間見れるようになったウエアラブルデバイスと
糖尿病治療後網膜症
一般に 内科的な糖尿病治療 つまり血糖コントロールは、HbA1cが低いほど良いコントロールであり、合併症も発症しにくことは、広く知られています。 が、急激な治療によってHbA1cが低下することにより、かえって網膜症が悪化する患者さんが一定の割合でいることも知っておいてほしいと思い
世界糖尿病デー
11月14日は世界糖尿病デーです。 今年は、11月12日(月)~18日(日)が全国糖尿病週間で、イベントも各地で開催されます。 11月14日というのは、インシュリンを発見した、カナダのフレデリック・バンディング先生の誕生日で、先生の功績を称えるために、この日になったとのことです。
糖尿病と目のはなし〜Part 4
さて今回は糖尿病網膜症以外の目の合併症について解説しようと思います。まず代表的なものには白内障があります。白内障によって視力が低下するなどした場合、通常の白内障と同じように手術によって治療が可能です。また糖尿病によって末梢神経障害が起こると、それが目の動きに関わる神経に起こった場