毎年11/14日は、インシュリンを発見したフレデリック・バンディング先生の誕生日ですが、その日に世界の糖尿病デイが開催され、現在も世界中で増え続けている糖尿病に対しての啓蒙活動が行われます。
今年は特にインシュリン発見から100年目の記念すべき年で、世界糖尿病デイのシンボルである、ブルーサークルやブルーのライトアップが日本でも見ることができるようです。
糖尿病の有病者数は、年々爆発的に増加しており2019年は4億6300万人(成人の11人に1人) 2030年までに、5億7800万人に増加が見込まれています。
糖尿病患者の3分の2は、都市部に住んでおり、4分の3は労働年齢。
5人に1人は65歳以上。
糖尿病による医療費の負担は、2019年は7600億ドル以上で、これは世界の医療費の負担の約10%にあたる。
糖尿病と網膜症の関連は、だいぶ周知されてきていますが、働き盛りの方は眼科にまで受診する時間がない方も多く、症状が出て初めて来院という方が未だに多い気がします。
こじれる前なら、治療もしやすいですし、かかる時間的、精神的、金銭的負担も軽く済みます。
糖尿病と言われたら、必ず眼科を受診していただきたいと思います。
日本でも例年通り11/8(月)~11/14(日)全国糖尿病週間として、イベントが行われます。
兵庫県では、姫路城やホテルオークラ神戸の頂上 神戸市役所など多くの場所で、ブルーライトアップがされますし、道頓堀のぐりこのゴールインマークにブルーサークルを組み合わせた独自のサインがこの期間の日没後に、15分ごとに見ることができるようです。
コロナ禍で大変な時期ではありますが、いろいろな病気と戦っている方が多くいることを知っていただけるきっかけになればと思います。