秋の花粉症について、9月に今年は少し多いような気がする といったブログを書きました。
それから2か月がたち、春の花粉症ほどではないけれど、痒みの訴えの人が多いなと感じていましたが、やはり今年は例年の10倍ほどの飛散量だったという記事を見つけました。
春の花粉症のように、一定の期間ずっと続くというよりは、薬ですぐよくなるけれど、またぶり返す といった方や、片眼だけの症状が強いといった、あまり典型的ではない症状の方も含めると、10倍というほどではありませんが、今年は痒みの訴えの人が多い気がします。
春のスギ・ヒノキといった樹木系の花粉と違い、秋に多いキク科のブタクサやヨモギといった雑草類の花粉は、遠くまで飛ぶことは無いので、雑草の多い河川敷や公園などに近づかなければ、症状は治まり、また散歩などで近づくと症状が出てきたりします。
雑草掃除や草刈りなどをすると、てきめんに症状が出ますが、それも長期間続くわけではないですし、因果関係がはっきりしているので、何とか我慢してやり過ごすことで、耐えている方もいました。
ですからむしろ春の花粉症より、重症な印象があります。
マスコミで取り上げられることが少ないので、秋に花粉症があることをご存知ない方もいます。
予防法は、春と同じですが、秋の場合は、あまり雑草の多いところに近づかないことが可能であれば、それが何よりの予防法です。
10倍多いとの報告は、どこから出てきたのかはっきりしませんが、その原因として、温暖化の影響で、ブタクサやヨモギの生命力が強くなった とかコロナ禍で河川敷などに行く機会が増えたなどと書かれていましたが、これはちょっと本当かどうか謎です。
症状がいつまでも続くときは、点眼薬で簡単に解決できるかもしれませんので、眼科受診を考えてもいいと思います。