
最近、睡眠について、よく話題になる気がします。
睡眠リテラシーという言葉まで出てきて、意識の高い人はとても睡眠を重視しているようです。
良質な睡眠かつ十分な長さの睡眠をとることが、起きている間の生産効率が上がって、良い結果を生み出す。
曰くOECD加盟国の睡眠時間のデータでは、日本人の睡眠時間がワーストで、かつ国民一人当たりのGDPは、加盟国の半分以下だそうで、結果長時間労働が必ずしも生産性がいいわけでは無い という結果を導いています。
睡眠時間が短いことが、必ずしも労働時間の長い事とは直接的な関係はない気がしますが、ともかく最近睡眠についての識者や専門家の話題提供が多く、私も興味を持って聞いています。
私は昔から、ショートスリーパーだったので、今更長時間睡眠を推奨されても、どうしようもないのですが、ある程度人によって必要な睡眠時間は決まっているような気がします。
果たすべきタスクが増えるにつれ、睡眠時間は減らさざるを得ない というのが現実ではないかと思うのですが、その現実に適応してしまうと、短時間でも何ともないと信じていた私のようなショートスリーパーが増えるのかもしれません。
育児をしながらのフルタイム勤務の時代は、睡眠時間は4時間ぐらいが、当たり前でした。
一方長時間睡眠派の旦那は、睡眠が不足することに敏感すぎて、私の観察では4時間以上眠っていても不眠症だと思い込んで、睡眠薬を飲んでいました。
睡眠時間は足りたとしても、質が良くなかったらやはり睡眠不足ということになるのでしょうが、今のように便利なデバイスもなく、結果睡眠時間だけで判断するということになっていたのでしょう。
睡眠や食事や便通 といったある意味生理的なことには、あまり神経質にならずに、自分の特性を受け入れるのが、自分を活かすことでGDPを上げることにも貢献できる?のではないかと思います。
最近の眠りの考察を拝聴しても、やはり適切な睡眠時間というのは、個別的なものではないかと思います。
最低7時間以上とか、日中お日様の光を良く浴びるとか、パジャマや寝具に凝る とか、確かに有用なアドバイスもありますが、あまり神経質になり過ぎずに、自分に可能な睡眠を有難く受け入れるのが、自然なのではないかと思います。