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白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
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誤った点眼法 | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

誤った点眼法

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2023/01/29担当:山本 洋子
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参天製薬のHPを見ていたら、患者さんのための動画ページがあり、そこに誤った点眼法が紹介されていました。

 

正しい点眼法もありましたが、それよりこれはやめた方が良いというものの方が有用かと思い、今更とは思いますがご紹介します。

 

まず点眼時、目の周りに落ちた点眼液を目の中に流し込まない。あまりこんなことをする人はいないのではないかと思いますが、動画のモデルさんは、顔を大きく回して目の中に入れ込んでいます。

 

目の周りのお化粧や花粉 細菌などを目の中に入れることになるので、うまく入らなかった時は、潔く諦めて、もう一度点眼しなおしてください。

 

その次に点眼時、点眼容器の先がまつ毛やまぶたに接触しないように、眼球に近づけ過ぎない。

 

近すぎると、細菌などが容器に逆流して薬液全体が汚染されてしまう ということです。

 

ビデオでは、点眼瓶中に白濁した汚染物が映っていて確かに汚い様子がうかがえます。

 

3番目は、点眼後瞬きをしない。

 

瞬きをすると点眼液が目から鼻に流れ出てしまって薬の効果が落ちたり、逆に鼻から喉 全身と吸収されて、副作用が出ることがある。

 

最後に1回に何滴も点眼液を入れない。

 

結局まぶたの中に収まる薬の量は決まっているので、何滴も入れても、無駄に外に流れでたり、鼻側に流れていくだけなので、薬の効果が上がるということはない。

 

当たり前と言えば当たり前ですが、眼科の薬は点眼容器に入っているので、実際の使用量は、ご本人も医師側も把握しにくいのが困る点です。

 

1本分使い切るのに要した期間で、およそ適量が使えていたのか、忘れることが無かったのかを類推するのみです。

 

特に緑内障患者さん 術後の患者さんにおいては、点眼薬はとても大切ですので、うまく使えているかの、今一度の点検が必要だと思いました。