最近は白内障手術についての知識を深めている方が多いので、どの程度のお話を希望されているのか、迷うことがあります。
一般論はあまりいらないでしょうから、患者さんに特化したお話をすることは当然として、でも生活スタイルは大体みな同じというわけでは無いので、意外と根掘り葉掘り聞かなくてはなりません。
手術にかかる時間 麻酔の方法 手術日は一人でしか来られないけれどそれでもいいか 一人暮らしだけれど大丈夫? 入れ歯や補聴器について 等わりと詳細にわたって、過去にこのブログで書いているので、気になることがあれば読んでみてください。
ただ実際患者さんとお話していて、そういう不安を覚えている人は、最近少ないように感じます。
目という特別な器官に手術をする そのこと自体が怖いのだと思います。
変な話ですが、歯の治療や扁桃腺や痔の手術 などといった手術とは違う というのは分かります。
だから、怖くない といって無理に説得しようとするのは、間違っていると思います。
そういう思いを克服して、手術を受ける決断をされた患者さんに対して、敬意をもって接したい と思います。
眼科に勤務しているとどの職種であれ、白内障手術は数も多くありふれた手術のようですが、職員たちには自分が手術を受ける日のことを想像して、自分事のように感じてほしいと思います。
もし手術についての知識を深めたいという希望がある患者さんは、最近便利なQRコードを読み込むためのカードを40枚ほど頂きましたから、診察時にお声がけください。
配布物も最近は、ハイテクになってきましたね。