これは日本ではなく、アメリカ ロサンゼルスの統計結果が発表されていました。(2022年8月17日 JAMA Network Open 誌)
抗体陽転の人を対象としたコホート研究において、オミクロン株が流行していた時のもので、陽転していた人の半数以上の56%(118人)がコロナ感染を認識していなかった。
対象者は、COVID-19血清学的縦断研究に登録された大学病院の医療従事者と患者。
参加者は2回以上抗体検査を受け、1回目はデルタ株流行終了時。2回目はオミクロン株流行開始以降で、オミクロン株流行時に感染が確認された成人。
年齢中央値は51歳(23~84) 女性:男性=65:35
56%のコロナ感染を認識していなかった人のうち、10%には何らかの症状があったが、その原因は風邪や新型コロナウイルス以外の感染症が原因と回答していた。
その回答は自己判断だということだと思いますが、症状が軽い人が厳密な診断を受ける必要がない ということになると、こういった話題も必要がないという気がします。
何が原因の病気であっても重症であれば、病院ですぐ治療してもらえることを今の日本では期待しているでしょうし、症状が軽いのであれば、わざわざ出向いて検査を受けて病名を知らせてもらう必要が果たしてどれ位あるのか。
コロナ保険というのがあるそうですが、そういうものに利得があるとすれば、本来の医療をゆがめる原因になってしまうかもしれません。