面白いアンケート調査結果が配布されていました。
2022年7月15日に、コロナワクチンがもし自己負担有りならいくらなら受けるか という題材でインターネットによるアンケート調査を行った結果が、8月3日に配信されたものです。
対象は20代から70代以上の1000人の医師。
診療科は偏りなく、また年代も大体比率はバランスよく選ばれていました。
勤務先は、600床以上の病院の勤務医が60% 100~199床が13% 0床が19% ということですから、病院勤務の先生が多いようです。
まずもし自己負担が発生しても、自分自身がワクチン接種を受けたいか という質問に60%の人が受けたい。
特に70代以上では79% 受けたいという人が一番少なかったのは30代の51% 20代・40代の人は59%でした。
もし自己負担がある場合、医師自身が受ける場合いくらなら受けるか という質問に、全体として無料なら(少しおかしいと思いますが)が33% 3000円~4000円未満が26% 2000円~3000円未満が11%。
無料なら受けるという人達は、30代で41% 40代で37% 20代で35% さすがに70代以上は18%と受ける意思がある人は有料でも受ける傾向がはっきりしています。
それぞれの金額を選んだ根拠が一部記されていました。
5000円以上でも受けるという人の意見には、インフルエンザワクチンよりもまだ開発維持コストが必要だろう。
公衆衛生上の問題とはいえ、受益者も負担するべきではないか。
といった意見がある一方、無料が良いというグループの意見として、集団免疫でないと意味がないから 無料で幅広い人に打つべき BA5への効果が明らかでない。
3000円台を選んだグループの意見は、皆が接種しようと思う妥当な値段だから インフルエンザワクチン並みの値段だから これ以上高くなると受ける人がかなり低下するから といったものが紹介されていました。
この結果は、次の質問で患者さんはいくらぐらいなら受けると思うか という質問にそのまま表れていて、3000円台が30% 2000円台が26% と過半数を占めていました。
医師自身が負担するならという金額と一致していますから、金銭感覚はみな同じということですね。
最後の質問に、将来コロナワクチンは何回接種することになると思うか という質問に、3回以上41% 1回32% 不要12% となっていました。
製薬会社は別として、一般国民としてはあまり有難くない結論ですね。