以前もこの内容でブログを書いたことがあります。
セルフチェックをすることで、すでに緑内障治療を始めている人は自分の視野の欠けを自覚でき、治療を続けることのモチベーションになること。
治療を受けていない人は、眼科に行くのが億劫でも、気楽にチェックすることができるし、万一見えないところがあった場合は、眼科受診して詳しく検査を受ければいいからです。
この話は、時々既に眼科受診している患者さんにもすることがあります。
パソコンやスマートフォンで、緑内障視野検査 セルフチェック と検索すると自分で簡易の視野検査ができますよ ということです。
先日その話をすると、すでにそのことをご存知の方でしたが、自分では怖くてまだチェックしていません とのことでした。
確かに気楽に検査できるとはいうものの、あまり楽しいものではないのは、同感です。
それで久しぶりに自分でもやってみようと検索してみると、ヴィアトリス製薬のサイトにつながりますが、内容は前と同じです。
ヴィアトリス製薬という聞きなれない製薬会社なので、偽サイトではないかと調べた所、私は知らなかったのですが、ファイザー社が自社保有の特許が切れた医薬品やジェネリック事業を担うファイザーアップジョン事業部をマイライン製薬社と統合して2020年11月にできた新会社の名前でした。
ファイザー社は、新薬開発を中心とした部門は別会社としていましたが、2020年9月よりその会社名をファイザー株式会社として、今までのファイザー社はファイザーアップジョン合同会社と社名変更したうえで、アップジョン部門は、マイラングループと共にヴィアトリス製薬として活動することになったようです。
つまりファイザー社は新薬開発メインの先発医薬品メーカーとしてのブランドを維持することに、成功したようです。
ファイザー社における緑内障薬は、もう既に特許が切れ、後発品が大量に出回っているため、先発品としての地位は低下し、もう眼科にファイザー社の担当者が現れることもほとんどありませんし、眼科としても新しい知見を聞く必要もあまりありません。
まあそれはともかく、セルフチェックはちゃんとヴィアトリス社に受け継がれているようで、安心しました。
皆様も、検索の際はファイザーで検索すると not found といった記載が出てしまうかもしれませんので、ヴィアトリス社の名前で探した方が見つけやすいかもしれません。