月刊保団連という月刊誌を暇つぶしに眺めていると、女性医師・歯科医師が仕事と家事・育児の二重負担に陥っていることが分かったと書かれている特集があり、何々と読んでみました。
昨年の9月に、全国の保険医協会に所属している会員にアンケート調査したものですが、有効回答率は2565 性別は女性が約1割。
それによりますと、夫は外で働き妻は家庭を守るべきという、性別役割分業に反対意見の数は、賛成を大きく上回ったものの、男女差はあった。
女性医師の約半数が平日2時間以上家事労働し、男性は0~30分未満が最多だった。
これについては、私個人は、勤務医だった過去を振り返っても、平日に2時間以上も家事をする時間は無かったような気がします。
現在は、帰宅するのが平均20時ぐらいになり、入浴・食事をすると、もう22時ぐらい。
朝が早い私としては、もうそろそろ寝る時間です。
休日の家事は、男性医師は1時間未満が半数を占め、女性医師は2~7時間が6割に上った。
休日については、過去の旦那を見ていても、夫婦で医師の場合、どうしても家事は女性の方が得意で手早いことが多く、女性の家事負担が多いのはそうかもしれないとは思うものの、さすがに7時間というのは多すぎるような気がします。
2時間ぐらいは料理を纏め作りすると経ってしまうかもしれない と思います。
そうなると掃除の時間はあまりないですが、そこが気になるタイプは、ちょっと辛いことになるでしょう。
夫婦とも医師・歯科医師の場合でも、家事時間に大きな差があり、女性医師の負担は大きいとなっていました。
医師に限らず共働きの女性は、家事負担は多く、今も昔も働き者と言えそうですが、医師の過半数が女性となる可能性を考えると、身体が丈夫ではなく、また仕事が単なる好きではなく、大好きと思えないと不満が募ることになるのかもしれません。
一日が24時間しかない以上、家事はできる範囲でしかできない事は、明白なことですから、自分の得意なことだけに注力して、不得意分野には目を瞑りあうという寛容さを、夫婦で持ち合うことも大切なように思います。
そして仕事にもよるでしょうが、仕事として引き受けた以上、家事のようなあいまいさは、許されないということは、社会で働く人の常識なのかもしれません。
この保団連の文章は、まだ続きますが、過労死ラインを超えるような医師の働き方に加え、家事負担が女性に大きく偏っている状況 ということが述べられています。
でもそうはいっても好きで医師になり、その仕事が本当に大好きであるなら、何とかなるのではないかと、私は楽観視しているのです。