確か去年の6月頃に、同様のブログをあげました。
オリンピックの開催前でしかもワクチン接種が加速していた頃のことです。
当時は3回目が行われるという予想はなかったですし、これが終わればもう大丈夫といった楽観的な気分も多少あったかもしれません。
前回のブログで話題にしたのは、そのワクチン接種と白内障手術との日程調整でした。
今回も、今週からワクチン接種が当院でも開始していますが、3回目で慣れていることもあり、色々副作用についての心配事や躊躇といったものは感じられず、どちらかというと積極的に或いは本音は別として、定期接種のような感覚で淡々と受けておられる印象です。
そのためか、白内障手術時期についての相談も少ないように感じます。
ワクチン優先という人もいれば、手術共存という方もいます。
共存というのは、当院では極力両眼同時手術はしない方針ですから、片眼が終わってから次の目の手術までにワクチンを受ける予定を入れる状態ですが、ご本人がそれで良しということであれば、眼科としては特に問題はありません。
厚労省や政府の意向とは別に、知的生き物である私達ホモサピエンスは、こうやって限られた貴重な人生の時を、自分の意志で大切に過ごしているのだと実感します。
そして私たちの生きることが許される、最大100年足らずの間に起きた大事件や天災も、大切なデータとして、後世の人々の役に立てるとしたら、本望という気がします。
私達もその恩恵を受けて、ワクチン接種や新薬を作りだせているのですから。
後から見たら、もしかしたら間違っていたかもしれないこともあるでしょうが、同じ時代を生きる者同士は運命共同体なのですから、もう少し寛容な気持ちで過ごしたいものだと思います。
というわけで、ワクチン接種と手術時期についてもし調整をご希望でしたら、いつでもご相談ください。