日本ではコロナワクチンの3回目の接種が、始まっています。
待望の塩野義製薬のワクチンについてのプレスリリースが、1/17発表されました。
今年度内つまり3月末までの実用化を目指しているようですが、同社によると既に有効なワクチンが流通し接種が進む中で、発症予防の検証を目的とした大規模な臨床試験が難しくなってきている。
そのため、薬事規制の国際連携組織での議論を経て、ワクチン接種後の中和抗体価を、すでに承認を受けているワクチンとの比較をすることによって、今回の塩野義社のワクチンの発症予防効果を判定することが承認された。
このことが認められた背景には、日本では成人人口の既に80%近くが2回のワクチン接種が終わっているものの、世界全体ではまだワクチンの供給量は不十分で、安全で有効な新規ワクチンの開発が必要とされているからと、このプレスリリースでは述べられています。
今回この中和抗体の比較試験を国内において開始した、ということが発表されており、またこの結果をまとめたうえで、厚労省と継続協議を行っていくと書かれていますので、同社が言うように、3月末には流通が開始する予定だと思われます。
ワクチン接種をいつまでも繰り返すことに対する疑問はありますが、国産のワクチンが遅ればせながら完成し、世界的な欠乏に役立つとしたら、意味があることかもしれません。