今は日本の多くの地域で、緊急事態宣言 または蔓延防止等重点措置が適用されています。
もう何回目かもわからなくなってきていますが、この両者の内容の違いをよく把握できていなかったので、私は先週末いつも通り、のこのこ教会に出かけていきましたが、門は閉じすっかり門前払いの目にあいました。
私が住む阪神地域は、もともと蔓延防止の地点でしたが、教会は規制線のテープを張り、人数制限を課した中で、細々とごミサが行われていました。
それが緊急事態宣言になると、全く集会は制限されるようですね。
そういえば、前回もそうでした。
坂道を登ったところにあるので、目の前で扉が閉まっていると、汗まみれで登ってきたのに結構悲しい。
昨日はその時間、惰眠を貪っていました。
こうやって、教会離れが起きるのかもとちょっと心配です。
そんな中、我が職員の真面目な対応をした話を聞き、感心しました。
彼女はもともととても真面目で、8日間もあった今年の夏休みも、食料品を買うために2回ほど外出した以外は、ほとんど室内で過ごしていたとか。
独身貴族の優雅な一人住まいですから、きっと趣味に打ち込んでいたのでしょう。
その彼女の趣味の観劇の予約を、2回分も自分の意志で行くことを断念し、どぶに捨てたということを聞かされ絶句。
公演自体が中止になっていないのも不思議な気がします。
人数を制限するために、普段より2倍高い公演料を支払っているそうですから、それを自己判断で中止するというのは、なかなかできないことだと、思います。
2倍になっても参加したいほど行きたかった公演を断念するのは立派と褒めてあげたいと思う一方、主催者の絶対興行利益を確保したい、或いは会社としてもうやっていけない所まで追い詰められているとしたら、本当にこの先世界中の経済はどうなってしまうのかと、心配になります。
或いは株は好調のようですから、資本主義経済は立ち直らせることができるかもしれませんが、人間側の気持ちは立ち直らせることができない場合もあるかもしれません。
どういう時も、自分をしっかり持っているということは、大切だと思います。