最近は、オンライン学会 オンラインセミナーがやむを得ず広がりを見せ、それが意外と好評ということで、今後ウイルス感染が沈静化しても、オンライン学会が増加するのではないかといわれています。
今までは、大きな学会が主でしたが、地域限定の小さな会もWEB講演会が増えてきました。
医師(全科)1000人に、オンライン学会に対してのアンケート調査が行われた結果報告をみつけたので、少しご紹介します。
それによりますと、参加経験ありは、1000名中556名 アンケートが行われたのが、8月中旬だそうですから、意外と少ない気がします。
参加者が多かった学会は、日本内科学会 日本循環器学会 日本外科学会の順。
これはメージャーな科は、医師数そのものが多いのですから、当然の結果です。
参加学会は、海外学会も含め計50以上に及んだそうです。
オンライン学会への満足度は、10点満点で6.7点。
人数的に一番多い評価点は、8点ということですから、概ね高評価といっていいようです。
こういう評価は、辛口の人が必ずいて、0点の評価が2.3%に当たる13人いたそうで、学会名は明らかにされていませんが、その13人は全て同じ学会参加で、どうやら、当日の通信環境が悪く、サイト接続ができない参加者が多くいたとのことです。
良い評価の内容は、移動時間がかからない、交通費や宿泊費がかからない 都合のいい時に何回でも視聴できる が上位3位。
悪い評価は、ライブ感がなく参加した感覚に乏しい 現地での観光や飲食の楽しみがなくなった ほかの参加者とのコミュニケーションの機会がない が上位3位。
内容的には、総じて好感度が高く、COVID-19 の蔓延状況にかかわらず、来年以降もオンライン開催を希望するかという問いに、消極的賛成も含めると、64%の医師が賛成という結果だそうです。
私も総じて同じ感想ですが、これを見てもわかるように、医師の学会のみならず、あらゆる学会がそうなってくると、消費が減少しGDPも低下する一方ということが、少し心配になります。