現アメリカ大統領のトランプ氏が、新コロナウイルスに感染されたことで、医学情報サイトでもこういった話題が注目されています。
ジョージワシントン大学の健康科学部の研究者が、採血での5項目のバイオマーカーをチェックすることで、今後の重症化リスクを予測できる可能性を発表。(Future Medicine 7/17 on line)
その項目は、 インターロイキン6 Dダイマー CRP LDH フェリチン
中国では因果関係を示唆する結果がすでに報告されていたそうで、アメリカにおいても該当するかの追試検査だったようです。
対象は、2020年 3/12~5/9までにCOVID-19 の確定診断を受け、同大学病院に入院した299人中の200人。
追跡間の中間値は8日間。
ICU入室者 23% 気管挿管施行者 13% 死亡 23.7%
それぞれの項目に対し、有意に関連性のあるマーカーが存在したことが示されたとのことです。
もっと大規模な調査をすることが必要だと思いますが、現状では、悪化や死亡リスクについては、患者さんの年齢や肥満度 基礎疾患 等で判断しているのが、救急部に運ばれた患者さんの簡単な採血データを見ることで、治療方針を決めたり、重症化への警戒 積極的な治療の必要度や、退院可否 退院後のモニタリング 等に役立つと考えられるとのことです。
専門外のことは、知らないことがどんどん増えていきますが、それぞれの持ち場で頑張っている人たちの知恵を借りて、生活できることに感謝したいと思います。
狭い範囲以外は何も知らないという謙虚さも、必要だなと思う今日この頃です。