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コヘレトの言葉 | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

コヘレトの言葉

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2020/09/24担当:山本 洋子
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コヘレトの言葉というのは、旧約聖書の中の15ページほどしかない、ちょっとした格言集のようなものです。

 

似たような格言集の、知恵の書やシラ書 箴言も読みごたえがありますし、短編としての楽しみが味わえる、ルツ記やトビト記なんていうのもあります。

 

中高時代はプロテスタントの学校だったので、新約聖書以外記憶にありませんが、純粋な読み物として読みごたえがあるのは、むしろ旧約聖書の方かもしれません。

 

コヘレトの書は、無名の人が書き記したということですが、アンニュイな言葉で埋め尽くされています。

 

『コヘレトは言う。何という空しさ。

何という空しさ、すべては空しい。』

 

という言葉から始まるのですが、内容はご興味がある方は読んでみて頂きたいのですが、世の中のあらゆることは、そして、ある人にとっては、とても大事に思うことであっても、全ては最終的には、手放して、この世を去っていくことを思うと、自分が所有するものに固執することには意味がないのではないか。

 

泡のように消えるものではなく、不変のもの、固い礎となるものは何だろうか?ということを考えたい時に役立つ気がします。

 

『この空しい人生の日々に

私はすべてを見極めた。

善人がその善のゆえに滅びることもあり

悪人がその悪のゆえに長らえることもある。

善人すぎるな、賢すぎるな

どうして滅びてよかろう。

悪事を過ごすな、愚かすぎるな

どうして時も来ないのに死んでよかろう。』

 

『神に与えられた短い人生の日々に、飲み食いし、

太陽の下で労苦した結果のすべてに満足することこそ、幸福でよいことだ。

それが人の受けるべき分だ。

自らの分をわきまえ、その労苦の結果を楽しむように定められている。

彼はその人生の日々をあまり思い返すこともない。

神がその心に喜びを与えられるのだから。』

 

本当に生きるに値する喜びの人生を送りたいですね。