昨日は、恒例の忘年会でした。
インターコンチネンタルホテル大阪にて。
20Fからの眺めは絶景といいたいところですが、立地が立地ですから、見える相手も高層ビルでまあ景色としては普通でした。
昼に行くともっと普通の景色なので、夜でよかったです。
以前埼玉県在住の新婚時代、病院の医師住宅の社宅扱いで、タワーマンションの走りといわれる高層マンションの21階に住んでいたことがありました。
当時は、田園風景が広がっていて花火も良く見えてすごいなと感動しましたが、高所恐怖症の旦那は室内にいても窓際に行くと落ち着かないと言っていました。
正直一か月も住むと景色には慣れてしまうものですね。
そして昨日の忘年会。
今回はいつもの鄭先生に加えて、野宗先生 前沢先生にもご参加いただき、それぞれ医師としての働くスタンスが違うので、本音トークを興味深くお聞きできて私としては、勉強になりました。
政府は働き方改革なんて言っていますが、政府が音頭を取ってもあまり意味のないことのように感じます。
世間一般では医師はスペシャリストということになっていますが、仕事に対するスタンスというのは、それぞれ違っていますし、責任をもって働くことについては、何も医師だけに限らず、労働の対価としてお給料をもらっている限りは、金額の多寡にかかわらず、全員が果たすべきこととして、社会人として期待されていることだと思います。
だからやはり、社会に出ず家庭内で守られているというのは、ある意味幸せでもあり、少し手ごたえにかける人生ともいえるのかもしれません。
昨日鄭先生は、自分は足るを知る人間だからと言われていたことが印象的でしたが、これは老子の言葉ですね。
この老子の言葉には続きがあって、足るを知る者は富み、強(つと)めて行うものは志有り。
高校時代の漢文の先生は、元神戸高校の教師をしていた恐ろしい先生でしたが、このフレーズはよく印象に残っています。
漢文の先生の教えでは、富みはお金持ちになるという意味ではなく、心が富むということ。
強めては、気持ちを強く持つということではなく、自分に打ち勝って努力を続けることが、すでに目的を達しているというようなことだったと思います。
さすが鄭先生、奥が深いですね。