白内障手術の日程を組む際、外科 整形外科 泌尿器科 婦人科 等他の科でも手術が近いうちに予定されている場合があります。
実際、眼科も含め3科の手術予定がある方もいました。
そうなると、患者さんは色々な医療機関の都合に振り回されることになりかねません。
はっきりしていることは、緊急性のある手術は、(当たり前ですが)まず第一。
白内障は、狭隅角で急性緑内障を起こす心配があるといった特殊な場合を除き、慢性疾患ですから、緊急性のない病気同士を比較したとき、どちらを先にした方がよいかということが問題になります。
慢性疾患の術後には、リハビリがかなり長期間必要な場合があります。
リハビリ期間中、体調の不安を抱えながらというのは、つらいことのように思います。
一方、白内障手術は術後の点眼は必要ですが、長期のリハビリが必要ということはありませんし、術後1か月でほとんどの方が日常生活に戻っていますから、先に白内障手術を終わらせたほうがいいように思います。
視力の回復というのは、人に活力をもたらしますので、リハビリに限らず色々なことに前向きに臨めると信じます。