以前浦和に住んでいた時、お隣の賢婦人に色々と家事について教えて頂いたり、料理をお裾分けしてもらったり、時に(というかわりと頻繁)お食事に呼んでもらったり、お世話になったご家族がいました。
生涯といいましても、すでに後半に入っているのですが、こんなに信頼できる隣人を得たのは後にも先にもこの時限りといってもいいかもしれません。
その時にごちそうになったパエリアは、本当に美味しくて絶対まねできない料理です。
以来自分でパエリアを作ったことも作る気もなかったのですが、この夏休みに友人に究極の手抜きパエリアの作り方を教わり、あまり強く勧めるので作ってみました。
私の勝手な考えでは、パエリアは材料費が高くついて手間もかかるわりに、一品料理にしかならないので、外で食べる方がいいと思っていました。
でもさすが私の友人。これは、本当にご飯を炊くのと変わらない手間なので、今後も作ってもいいなと思いました。
ただやはり以前いただいたパエリアの味とはちょっと違いますが・・・
ご飯を炊くのと一緒というのは、炊飯器にすべて具を入れて炊くからなのですが、お米は必ず前もって水につけたうえで、ざるでよく水切りをすることぐらいで後はご飯を炊くときにまずいつも通りの水加減にして、本当はサフランでしょうが今回は家にあったターメリックで単なる色付け用に一つまみ入れ、お米3合に対し、塩と顆粒スープをティースプーン1杯ぐらい入れ、黒コショウとオリーブオイルをやや多めにぐるりとかけたら、あとは好みの具材をのせて、炊くだけ。
具材は好みでしょうが、パエリアというためには少し大きめのエビとあさりとベーコンは必需品ですね。
できたら、色とりどりのパブリカを入れるときれいですし、出来上がりにハーブ類と大きめのレモンを付けると、手抜き感が和らぐと思います。
炊き込みご飯と一緒ですが、考えてみれば炊き込みご飯より簡単で、家族も初パエリアを喜んでくれたので、私の数少ない海鮮料理のレシピに入れようと思いました。