スギ花粉症の最盛期が終わろうとしています。
知人が、今年初めて花粉症のような症状が出たので、耳鼻科で血液検査を受けたところ、スギともう一つ聞いたことのない植物の花粉症だったと聞いたので、ちょっと調べてみました。
花粉症チェックする血液検査キットの会社の人から、阪神間では六甲山系独自の植物に反応する人が多いときいたことがありました。
その名はオオバヤシャブシ。
3~4月ごろが花粉の飛散時期で、スギ・ヒノキとほとんど同時期に花粉症を引き起こすカバノキ科の樹木。
かつて兵庫県の六甲山系に大量植樹されたことがあり、その樹木が原因で、六甲山周辺に局所的な花粉症が発症することが話題になったようですが、最近全国の新興住宅地に植樹されたことにより、全国的に広がりつつあるということです。
スギ・ヒノキは、ヒノキ科ですが、そのヒノキ科とカバノキ科の抗原には20%位の交差性があるとのことですから、両者のアレルギーを併せ持つことも珍しくないようです。
特にカバノキ科アレルギー(一部のスギ・ヒノキ花粉症花粉症の人もということになりますが)の人が、生の果物を食べた時、口の中がかゆくなったり腫れたりする口腔アレルギー症候群を発症することがあるようですから、気を付けたいと思います。
ジュースや加熱した状態では、アレルギーは出にくいとのことですが、個人差があり要注意ということです。
特にアレルギーがでやすい果物は、キウイ モモ リンゴ カキ サクランボ。
オオバヤシャブシのアレルギーは採血でしか検査できませんが、ご希望があればお伝えください。