先日2年ぶりに、白内障の経過観察の患者さんが来院されました。
2年経っていても、その方のことは、よく覚えていました。
白内障の手術は、断固受けたくない派です。
手仕事のお好きな方で、近視でもありますから、遠くはあまり見えなくても支障はないのかもしれません。
でもさすがに、2年もたつと、かなり視力が下がっていますし、ご家族からも早く治療を受けるように、指摘されているようです。
ともかく、久しぶりですから、眼底検査等をしましたが、白内障の進行以外特に問題はありませんでした。
で、手術を受ける決断がついたか?
つきません。何回も、こんな小さなところの手術(目のこと)なんて恐ろしい、怖い 受けたくない を繰り返しておられます。
幼い子供が治療拒否するのとは違い、理性と感情の矛盾を自分でも理解されているのですから、如何ともしがたいのです。
でも2年ぶりにでも、思い切って来てくださったのは、うれしかったですし、また来月の再診を約束して帰って行かれたのですから、また根気強く説明していこうと思っています。