こんにちは。水曜日担当の草場です。
寒波に見舞われ、雪もちらつき寒さも厳しくなってきました。皆さま体調管理にはお気をつけください。
今日は、麦粒腫という病気の説明させていただきます。
麦粒腫はまぶた(眼瞼)の分泌腺に感染が起きて炎症で、まぶたが腫れる病気です。患者様は「めばちこ」とも言われます。この麦粒腫は下まぶたより上まぶたに起こることが多く、10~20歳代に多い病気です。
症状はまぶたが赤く腫れて、痛みを伴います。進行したものでは、膿点と呼ばれる膿が外側からわかる場合があります。
治療は初期の場合は抗生物質の点眼あるいは軟膏を処方しますが、腫れや痛みなどの炎症が強い場合は抗生物質の内服を併用することも多いです。もし、先ほどお話しした膿点があれば、切開し、膿をだします。膿を出せば、早く痛みが引き、回復も早いです。
小さいお子さんが麦粒腫になった場合、炎症が急速に周囲に拡がる場合があるので、注意が必要です。