日本気象協会の花粉症情報は、以前このブログでも書いた第2報以降、まだ更新はありませんが、民間気象情報会社のウエザーニューズが、1/15に3回目の花粉症予想を発表しましたので、ご紹介します。
既に、外来で日によって花粉を感じるという患者さんがいましたが、少し早いのではないかと思って調べてみました。
宮の前眼科は、近畿地方の伊丹市にありますが、花粉症は地域によってだいぶ違いますので、今回は近畿地方に限定して書きたいと思います。
ウエザーニューズによりますと、今シーズンは既に花粉を感じている人がおり、既に少量のスギ花粉が飛んでいる可能性があるそうです。ですから、患者さんの症状も、正解でした。
近畿地方は、12月以降、冬型の気圧配置になる日が多く、寒気が流れ込みやすくなり、休眠打破はすでに起こっていると考えられる。
飛散時期に影響が大きい1月後半から2月の気温は、周期的に大きく変化する予想で、寒さが緩むタイミングで、スギ花粉が飛び始める。
スギ花粉の飛散開始時期は、2月上旬~中旬の予想で、平年並み。
本格的な飛散は、2月下旬~3月中旬と予想され、気温が高い状態が続くと、飛散開始も早まり、その直後から本格飛散開始となる可能性もある。
ヒノキの本格飛散の予想は、3月下旬~4月中旬。
近畿地方は、2024年は飛散量が前年比大きく下回ったため、その反動で、今年は飛散量が多くなる表年となる予想。
特に京阪神エリアは、昨年の飛散量は平年比半分程度と少なかったため、今年の飛散量は、前年比400%超 平年比200%超 となっており、過去10年で最も多いか、それに匹敵する飛散量になる予想です。
特に晴れて風の強い日は、大量の花粉が飛散するため、より一層の対策が必要となっています。
一番よい季節なのに、残念なニュースだと思いますが、何とか無事乗り越えて頂きたいと思います。