Q 術前術後の注意点は何ですか?
A 術前は3日間しっかり抗生物質の点眼をすることが重要です。手術当日と翌日は抗生剤の点滴を受けていただいていますが、術後に激しい痛み・霧視感・強い充血を自覚されたら直ぐに連絡すること、激しい運動は避けること、などが大切です。
術前術後ともに、最も重い合併症である眼内炎を予防、早期発見することが目的です。
Q 手術に要する時間の事ですがどのくらいかかりますか?
A 単純な硝子体手術のみを行う場合は、25分~40分の手術時間を想定しています。白内障手術を同時に行う場合はプラス10~15分となります。複雑な硝子体手術の場合は、1時間半~2時間の時間を要する場合もあります。
Q 麻酔はどんな方法なのでしょうか。
A 局所麻酔です。麻酔薬を準備段階で点眼し、手術開始時にテノン嚢注射で投与します。手術中麻酔が切れてきた場合は、注射で追加します。
Q 費用はいくらくらい必要ですか?
A 単純な硝子体手術の場合、手術代が、1割負担で4万円前後、3割負担で12万円前後、複雑な硝子体手術の場合、手術代が、1割負担で5万円強、3割負担で15万円強必要です。白内障手術を同時に行うと、プラス1割負担で6千円、3割負担で2万円となります。お薬代が別途、5千円~1万円必要です。
Q 硝子体を除去することによる支障には何がありますか?
A 硝子体は幼少時には衝撃を吸収しているとも考えられていますが、どんな働きをしているかのすべてはまだわかっていません。現状では、取り除いても大きな支障はないと考えられています。
Q 手術後の後遺症(たとえば痛みが残る、眼に違和感が残る、など)はありますか?
A 傷口が完全に落ち着くまでには少なくとも2,3ヶ月掛かります。